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韓、「飲むコロナ薬」40万人分を確保

米MSD「モルヌピラビル」か 

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■ コロナ19経口治療薬を確保

コロナパンデミックの「ゲームチェンジャー」として期待される、コロナ19経口治療剤(丸薬)40万人分が国内に供給される見通しだ。経口治療剤のほかにも米ヤンセン社製ワクチンの国内委託生産(CMO)の可能性も高く、ワクチンの需給はさらに円滑になると見られる。

27日のチェ・ヘヨン共に民主党議員室によると、去る26日に開かれた国会運営委員会国政監査で兪英民(ユ・ヨンミン)大統領秘書室長は、「政府は40万人分程度の経口治療剤を購入する計画」だと明らかにした。これはいままで政府が公式に言及した物量である4万人分よりも10倍多い。

契約された経口治療剤の種類は明らかにされていないが、かなりの部分は米国企業のメルク(MSD)社の治療剤である可能性が高い。 MSDは今月初め、米国食品医薬品局(FDA)に経口治療剤「モルヌピラビル((Molnupiravir)」に対する緊急使用承認を申請しており、欧州医薬品庁(EMA)もまた今月25日にこの治療剤に対する審査に入った状態だ。 MSDのほかに米ロシュや米ファイザーなどの製薬会社も臨床第三相試験を進めている。

前述のユ秘書室長は「服用治療剤は確定者全員に与えるのではなく、明確に重症にすすんでいる患者に選択的に処方される」とし、「40万人分は充分な量だと推定する」と語った。政府は経口治療剤の契約に関する具体的な内容を29日に公式発表する予定だ。

■ 米ヤンセンのコロナワクチンを受託生産か

一方、ヤンセンワクチンの国内受託生産の可能性が高まっている。製薬バイオ業界によると、GC緑十字がヤンセンワクチンを受託生産する契約を締結し、来月2日に開かれる第2次グローバルワクチンハブ化推進委員会で発表案件として公式化される見通しだ。ただしGC緑十字の関係者は、「ヤンセンワクチンの委託生産に関しては、公式に確認されていない」と慎重な立場を見せた。ヤンセンワクチンが国内で生産されると、英アストラゼネカと米ノババックスおよび米モデルナに続き、国内で委託生産される4番目のコロナ19ワクチンとなる。

この日の午前0時の時点における新規確定者は1952人で、3日連続で増加傾向を見せた。前日に比べて686人増えた。個人的な集まりが拡大しつつ日常の回復期待感が高まり、確定者が増えたものとみられる。
  • 毎日経済 | シン・ユギョン記者/ハン・ジェボム記者
  • 入力 2021-10-27 18:01:26




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