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【韓国でアンケート】韓国人の主食はお肉

マクロミルエムブレイン、成人男女1000人を対象にアンケート 

21世紀の韓国人の主食は?

米ではなくて肉だ。

2018年度の統計を見ると韓国人1人当たりの肉類消費量は53.9キロで、米消費量57.7キロに近づいている。米の消費量は減り続け肉を好む人は増える傾向なので、今では形勢が逆転したかもしれない。

一部では肉類の消費が増えたことについて、韓国がとうとう先進国の仲間入りを果たしたという喜び(?)もある。アメリカやヨーロッパではベジタリアンの人口が増えているのに対し韓国では本物のベジタリアンは見つけにくいという事実は論外と見なす。

韓国人が肉を食べる理由は様々だ。三伏の暑さには汗を流した分だけ栄養を補うため、PM2.5が多い日には肺をきれいにするために、鉄分不足を補うために牛肉を食べなければならず、そして何より美味しいからだ。

ここに「お肉=たんぱく質=健康」という幻想も追加される。

菜食をしても植物性タンパク質を摂取することはできるが、歯ごたえのある食感に慣れ親しんでいる韓国人は菜食から遠ざかっている。

アンケート調査会社のマクロミルエムブレインが成人男女1000人を対象に行ったアンケートでは、回答者の65.1%が「菜食は健康を守れる食事習慣」であることに同意しながらも、実際に菜食する意向を見せた回答者は10人に3人しかいなかった。

菜食に対する認識自体は悪い方ではない。「栄養に不均衡をもたらす食事習慣」という認識を持った回答者は、28.3%にとどまっている。中高年層は「菜食をすれば健康に役立ちそう」(30代68.8%、50代70.8%)という認識を持っており、若い世代は「ダイエットに効果的」(20代62.4%、30代60%)という考えが強かった。

しかし、あくまでも考えだけだ。外食は大部分、肉食中心の食事をしている。この様な傾向は若年層(20代72.8%、30代72.8%、40代592%、50代48.8%)であればあるほど強く表れる。外食をする時、菜食を選ぶという回答者は5%に過ぎない。

ただ家で食事をする時は菜食と肉食の割合が同じくらいだった。「外でお腹いっぱい食べたから、家では軽く食べたい」というのが回答者の理由だ。

  • 【韓国でアンケート】韓国人の主食はお肉
家で食べる食事が肉食と菜食のバランスが取れているので、食習慣は健全だと言っていいのだろうか。

若い人も年老いた人も家でご飯を食べるよりも外食の頻度が増えているので、自信を持って答えるのは難しい。

コロナ渦が終われば、肉共和国の威力を思う存分発揮するのではないかとも思う。
  • Lim, Chul
  • 入力 2021-10-30 00:00:00




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