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【韓国でアンケート】早期リタイアに必要な資金は平均14億7000万ウォン

結婚情報会社デュオ、未婚男女300人を対象にアンケート調査 

先日、韓国で早期リタイアした30代の会社員カップルが話題になったことがある。ゲーム会社NCソフトでゲームの企画者として働いていた36歳のキム・ミンジェさんの話だ。

彼は財布の紐を締めて、ひどい時は1か月の給与の93%まで貯蓄し18億ウォンを集めた。そしてある日、同じ考え、同じ生活パターンを持った妻と一緒に辞職届を出した。

「そのお金では江南(カンナム)に家も買えない」
このように言われても動じない。
「死ぬまで一銭も残さずに全部使ってやる!」

キム・ミンジェさんは最近、韓国の若者が夢見るファイヤー族(Financial Independence、Retire Early)を代表する。

退職するために貯めた19億ウォンは未婚男女が早期リタイアするために目標にしていた金額を上回る。

ファイヤー族を夢見る若者が、平均的に考えている早期リタイアのための資金はどのくらいだろうか。

結婚情報会社のデュオが未婚男女300人を対象に実施したアンケート調査では平均14億7000万ウォンと集計されている。

資金区間別に見ると「5億ウォン以上10億ウォン未満」が35.3%と最も多く、「10億ウォン以上20億ウォン未満」が30.7%、「1億ウォン以上5億ウォン未満」が18.3%だった。

アンケート調査に応じた未婚男女の10人に2人以上(26.3%)が、ファイヤー族を望んでいることが明らかになった。

回答者は早期リタイアする場合、経済的自由よりも趣味生活ができるという期待を最も多く選んだ。回答者のうち37%が早期リタイアをする魅力としてこれを選んだ。

その次に「家族や友達と過ごす時間(20%)」、「人間関係から来るストレスの減少(18%)」を早期リタイアを通して得るものとして選んだ。経済的自由度を挙げた回答者は15%で、あまり多い方ではなかった。

だからといって早期リタイアがひたすら良いと思っているわけでもなさそうだ。

早期リタイアには、副作用も伴う。

回答者の懸念は「経済的困難」(63.3%)に集中している。稼いでおいたお金はあるが、稼がずに使ってばかりいると、いつの間にかなくなるという不安感だ。

仕事をしないことで訪れる退屈感(14%)、キャリアの断絶(9.7%)も心配事だ。たまには自我実現が難しくなるのではないかという不安を表したりもした。
  • Lim, Chul
  • 入力 2021-12-04 00:00:00




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