進撃の「Kカルチャー」…文化的遺伝子の国になる


「ワンヒットワンダー(One Hit Wonder)」の国が「陽の暮れることのない帝国」になった。昨年、韓国はついに単発性ヒット作でKカルチャーを代表したPSY『江南スタイル』の国から抜け出した。 2010年代以降はアジアの優勢種だったKカルチャーは、2021年を起点にグローバル支配種に形質転換に成功した。 2020年アカデミーを占領した『寄生虫』に続き、2021年のアカデミーでは女優ユン・ヨジョンがハリウッドの主流俳優にも容易に許されない助演女優賞を手にした。防弾少年団(BTS)は52週間のうち12週間、米ビルボードのシングルチャート1位を獲得した世界最高のボーイズグループになった。画竜点睛は『イカゲーム』だった。全世界のドラマのコロシアムであるNetflix(ネットフリックス)で歴代視聴者数1位ドラマに上がったことに続き、「カンブ」オ・ヨンスは韓国人で初めて米ゴールデングローブ授賞式テレビドラマ部門の助演男優賞を受賞する快挙まで収めた。

意味のあることは「江南スタイル」神話を彼らがつなぐことにとどまらなかったという点だ。第2のBTSと『イカゲーム』は、今後ずっと誕生することができるだろう。 Kポップと映画やドラマなどの全分野で、韓国文化のDNAと競争力がいつでも世界市場1位を占める公式を生み出したためだ。

まず世界文化産業の成功公式が変わった。最近、この市場はストリーミングサービスを中心に再編された。コロナ19時代の孤立社会で文化商品の輸出は、YouTubeやネットフリックスなどのビッグテックが構築したプラットフォームの高速道路に乗って光の速度で行われる。モンゴル騎兵が機動力で世界を征服したように、韓流は世界最高水準の情報技術(IT)と融合し、作品公開当日に世界1位をひと息に記録する機動力を誇る。韓国の一流は世界でも一流となる時代が開かれたわけだ。

『江南スタイル』が韓国で発表された後、米国でビルボードチャートの2位に上がるまでは83日かかった。『寄生虫』は韓国で商業的に成功し、カンヌ映画祭で黄金奨励賞という国際的認定を受けた後の288日ぶりに米国市場に入場し、アカデミー作品賞を受賞する栄光を抱くことができた。

ところが『バター』や『ダイナマイト』などBTSの新曲は、発表当日にiTunesやSportiPy(スポティファイ)など世界の音源市場とYouTubeの視聴数1位を記録する気炎を吐いている。この公式を応用して、ガールズグループのBLACKPINK(ブラックピンク)は歌手の中でYouTubeチャンネル登録者数世界1位に上がったし、新曲公開初日で1億ビュー以上を記録している。『イカゲーム』が公開6日で記録した世界1位の座を『地獄が呼んでいる』が占めるのには1日しかかからなかった。過去の単発性ヒット作が先進国を侵攻(Invasion)したならば、最近のKカルチャーは北米大陸だけでなく欧州からアジアそしてアフリカまをでリアルタイムで支配(Dominant)する。それこそ害のない帝国になったわけだ。

イ・オリョン梨花女子大学名誉教授は毎日経済新聞とのインタビューで、「1960年代から韓国のシンパラム(高揚した)文化が産業化の原動力だと診断したが、このシンパラム文化が韓流になって21世紀韓国を食べさせている」とし、「韓国はピビンバとチャパグリの文化だ。韓国は生物学的遺伝子よりももっと重要な、文化的遺伝子を残す国になることができる」と診断した。
  • 毎日経済 | キム・スルギ記者
  • 入力 2022-01-14 17:31:05