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ソウル市「タクシー相乗り」40年ぶりに合法化

同性のみを許可 

  • ソウル市「タクシー相乗り」40年ぶりに合法化
  • コナトゥス「バンバンタクシー」[写真提供=ソウル市]



1982年に禁止されたタクシー「ハプスン(合乗=相乗り)」がIT技術の発展を通じて復活した。

27日、ソウル市は「改正タクシー発展法(タクシー運送事業の発展に関する法律)により、28日からタクシー相乗りサービスが合法化される」と明らかにした。

タクシーの相乗りは、運転者が乗客の意思とは無関係に他の乗客を乗せて料金算定時のトラブルが絶えないなどの問題で1982年に法で禁止された。しかしタクシー移動の動線を把握できるIT技術を通じてこのような問題を解決することができたことから、40年ぶりに復活することになった。

乗客は移動経路を土台に同乗者を仲介する「呼び出しアプリ」を利用して相乗りが可能だ。呼び出し時に乗客を乗せたタクシーのうち、移動経路が類似した乗客を自動的に接続する方式だ。相乗りの選択権はタクシー運転手ではなく乗客にあり、料金も同乗者と分け合う。

タクシー相乗りサービスはハプスンタクシープラットフォームである「kornatus(コナトゥス)」の「バンバンタクシー」が2019年に科学技術情報通信部の規制サンドボックス(規制猶予制度)に選定され、ソウル市の一部地域で試験運営されて始まった。試験運営期間中、サービスに大きな問題がないという共感が形成され、昨年7月に関連の法律が変わった。

知らない人と一緒にタクシーに乗ることから来る不安感と、犯罪に巻き込まれる恐れを和らげる装置も用意された。同じ性別の乗客のみ相乗りが許可され、実名でのみアプリに加入でき、本人名義のクレジットカードのみが決済手段として登録可能だ。

ソウル市は「現在利用可能なサービスはコナトゥスのバンバンタクシーだけだが、今後は多様な事業者が参加して、便利なサービスを多様に開発できるように積極的に支援する計画」だと明らかにした。

ソウル市都市交通室のペク・ホ室長は「ソウル市の代表的なタクシー問題である深夜乗車難の解消と、タクシー事業者の収入増大にも一部助けとなることを期待する。プラットフォーム事業者がIT技術を拡大し、タクシー産業に活力を与えることができる環境づくりのために努力する」と語った。
  • 毎日経済 | リュ・ヨンウク記者
  • 入力 2022-01-27 11:47:51




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