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BTSやポロロ掲げて「コイン詐欺」…1300億台を詐取


仮想通貨に慣れていない老年層と主婦などをだまし、不法多段階方式で違法のコイン投資に誘導した組織がソウル市の民生司法警察団に捕まった。彼らは該当のコインが防弾少年団(BTS)やキャラクター「ポロロ」と連携した投資商品であると騙し、不当利益1300億ウォンをうばい取ったことが明らかになった。民事警察は24日、昨年の仮想通貨への投資熱を利用して、全国的に会員3万人を違法多段階方式で募集した企業代表8人を刑事立件したと明らかにした。

この会社組織は昨年2月から7月まで全国に15の支店と163のセンターを置いて、投資説明会を開いて会員総3万396人を募集した。主要募集対象は仮想通貨にうとい60代以上や退職者そして主婦などだ。企業は「投資金は今後のコイン価格の上昇にともな伴い収益として戻るだけでなく、これを利用してショッピングモールなどで物品を購入できる」とし、投資金名目で1口座当たり120万ウォンを入金することを誘導した。

しかし当該のコインに対する広報内容は、ほとんど事実ではなかったことが明らかになった。民事警察は「この組織は該当のコインがソウル観光財団がBTSをモデルに発行したソウル観光自由利用券の「防弾少年団ディスカバーソウルパス」や、「ポロロ」コンテンツの中国メディア送出事業と連携した投資商品のように広報動画を制作したが、虚偽の情報だった」と明らかにした。この組織は上場が国内よりも容易なフィリピン国際取引所にコインを上場したが買う者がおらず、価格は現在0ウォンに落ちたという。

違法多段階方式であることから、被害規模は大きくなった。彼らは投資家が下位会員を加入させるたびに、新規会員投資金の100%を推薦手当として支給するという破格の条件を掲げ、最大で29段階までの多段階類似組織を構成したことが分かった。このように形成された膨大な規模の投資金は、借名口座を通じてこの組織の関係者の家族口座に流れ込んだ。民事警察の関係者は「詐欺金額1300億ウォンのうちの200億ウォンは、被疑者が本人と夫人や子供あるいは弟などの個人口座に振り込んだ」と明らかにした。一方、投資家に約束した手当の810億ウォンほどは支給を遅らせて、組織の電算作業を故意に閉鎖して支給しなかった。

被害者は一人当たり投資金である120万ウォンから最大で26億ウォンまで該当のコインに投資し、1億ウォン以上投資した被害者も139人に達すると調査された。民事警察は「詐欺・類似受信容疑はソウル中部警察署で担当して捜査しており、訪問販売法関連の民事警捜査は終了後の今月4日、ソウル中央地検に送致した」とした。
  • 毎日経済 | パク・チェワン記者
  • 入力 2022-02-24 17:44:48




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