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済州島、確定者が31倍に激増…何が起こった?


コロナ19のために海外旅行に行くことができなくなって済州島への旅行客が集まったことで、済州島のオミクロン変異株の拡散傾向が止めることができないほど早くなっている。旧正月連休と冬休みを利用した観光客の訪問が急増し、オミクロン変異株が広がっていると分析される。 1日の済州コロナ防疫対応推進団によると、2月の済州島内のコロナ19確定者は2万6千人を超えた。去る1月はコロナ19の確認者は月間で847人にとどまったものと比べると、わずか1ヶ月の間に31倍ほど増加した。

済州島で隔離中の確認者も、この日の午前11時の時点で1万2329人に達する。これは2021年12月時点での全済州道民人口(67万2808人)の1.8%を超える数字で、島民100人のうち2人ほどが自家隔離を行っているわけだ。

済州島に居住する大学生のシン某さん(23)は「父といとこが自己検査キットの検査で陽性反応が出て、先月28日に選別診療所に行った」とし、「1月の中旬には1日に確定者が17人ほど出てきたが、いまは2千人ずつ出てくるので、お互いに気をつけようという雰囲気」だと説明した。

コロナ19の対応業務が増え、一般診療業務を続々と放棄する済州内の保健所も出てきている。先月28日の時点で済州島内の保健所6カ所のうち、西帰浦市西部保健所を除いた5カ所が一般診療を縮小または中断した。西帰浦市西部保健所も最近は必須人材を除いて、全人員がコロナ19の対応に総力を注いでいることが分かった。

済州島は旧正月連休で旅行客が急増し、拡散傾向が速くなったと分析している。去る1月29日から5日間に済州島を訪問した旅行客だけでも20万人を超える。アン・ソンベ済州島疫学調査官は「旧正月連休に済州関連の移動量が増えて、どこに行っても確定者が隣にいる状況に到達した」と分析した。済州島を訪れる観光客は、なかなか減る気配を見せない。

済州観光協会によると、2月に済州島に入島した内国人観光客は105万1853人で、昨年同期よりも38.3%増加した。しかし、済州島に向かう旅行者はコロナ19感染をあまり気にしないようだ。 1日から3泊4日のあいだ済州島を旅行するというパク某さん(25)は、「コロナ19は不安だが、かかっても大きな問題はないと聞いて心配しない」とし、「この頃は検査を受ければ陽性で、受けないと陰性というじゃないか」と言った。

済州の防疫に警告灯が点灯したが、防役当局は適切な対策がないと手をこまねいているのが実情だ。嘉川大学吉病院のオム・ジュンシク感染内科教授は、「あえて対策を探すならばロックダウンしなければならないが、済州島は観光地だからそれも難しい」とし、「いまや確定者を確実に治療して、被を最小化することが最善」だと語った。
  • 毎日経済 | キム・ジョンソク記者
  • 入力 2022-03-01 18:52:51