トップ > コリアナウ > 社会 > ひと月で数千万ウォン以上の高所得も…BJ全盛時代

ひと月で数千万ウォン以上の高所得も…BJ全盛時代

「モクバン」こえて「ヨリバン」…一人放送が浮上 

2年目の会社員パク・ヒョスンさん(26)は、週に2回「料理放送(ヨリバンソン)」を見て夕食を解決する。数年間を一人で暮らして続いた外食生活に飽き、料理の必要性を切実に感じたためだ。最初は少量の食材を買っては腐らないように保管することが課題だったが、「料理放送」に接して、いまやそこそこの手料理に慣れるようになった。ワンルームで一人で料理しながら時折感じるさみしさは、ノートパソコンの向こうで一緒に料理するインターネットBJ(broadcasting jockey)の話術に忘れている。

「一人メディア」が色とりどりの形に進化している。代表的な一人メディアの事例の「モクパン(食品を食べる放送)」はいまや「ヨリバンソン」へと発展し、多様な趣向の視聴者を攻略している。

一日平均視聴者1000人を保持する「一人料理放送」の司会者「BJソープ」パク・チュンハさん(29)は、「私もまた客地で働いて、空虚な夕食時間を埋めるためにインターネット放送を始めた」と語る。パクさんは、「チャットウィンドウを通じて即座に材料を選び、その材料で調理する双方向メニューの選定が特に反応がいい」と付け加えた。ノ・ミョンウ亜州大社会学科教授は、「2030世代の一人世帯住宅の特性上、机と食卓が分離されていない場合がほとんどだから、ご飯を食べながらパソコンを見ての習慣が‘モクパン(食べる放送)’の人気を高めた」と分析した。

アフリカTVなど人気…一日の訪問者、最高350万人

2000年代の初・中盤、「ゲームバン(ゲーム中継)」で話題を集め始めた一人インターネット放送の影響力が高まっている。代表的なインターネット一人メディアのプラットフォームである「アフリカTV」は、今年の上半期に一日の最高訪問者数が350万人を超え、すでに昨年の記録の230万人をはるかに超えた。アフリカTVの関係者は、「モバイルアクセスが拡大しつつ、最近数年間の増加傾向がよりが急峻になった」と語った。

人気BJ、月収数千万ウォン

一日に開設される放送件数は10万件で、2013年に新設された「モクパン」カテゴリーのみ毎日1500件の放送ウィンドウが開く。まれにだが、放送ごとに1万人以上の視聴者が殺到する一部のトップBJの場合、視聴者が自発的に支払う視聴料のほかに、個人的な広告活動などを通じ、一ヶ月に数千万ウォン以上の高所得を得ることもある。

馬東勲(マ・ドンフン)高麗大言論大学院長は、「インターネットなど、さまざまなプラットフォームが進化するにつれ、‘公的許可’を必要としない一人メディアの内容はさらに多様化するだろう」とし、「一つの市場であるだけに、その中で一定レベルの視聴者を確保してこそ生き残れるので、その数は無限には増えないだろう」とにらんでいる。
  • 毎日経済_チョン・ウイヒョン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-10-10 15:37:17




      • facebook icon
      • twetter icon
      • RSSFeed icon
      • もっと! コリア