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コリアナウ > 社会 > 韓国の青年35.6%が「私は三放世代」だ
今日の韓国社会を特徴づける言葉のうちの一つが恋愛と結婚、出産をあきらめた三放世代(*)だ。
この言葉は青春の美しさを吟味し、未来に対する膨らんだ夢を見なければならない若者達が絶望感に浸っていることを意味したりもする。そして、実際に調査の結果、韓国の若者の大多数が「人生が漠然としている」と泣き叫んでいることを示す。
市場調査専門機関トレンドモニター(trendmonitor.co.kr)が韓国の19~39才の成人男女1000人を対象に調査した結果、回答者の65.7%が三放世代という表現に同意し、自ら三放世代に属すると答えた回答者も35.6%に達した。この調査は2014年1月に実施された。
調査の結果、三放世代に対する共感度は若い世代であるほど大きく、30代前半は68.4%、20代後半は70.8%が同意した。実際に回答者10人のうち6人(59.4%)は恋愛と結婚、出産をあきらめた知人を頻繁に見ると明らかにもした。
恋愛と結婚、出産のうち、現世代が最も多くあきらめることは結婚(95.7&、複数回答)であり、出産も88.9%に達した。恋愛まであきらめるという回答者は15.4%だった。
結婚をあきらめる理由に対しては、結婚費用(57.7%、複数回答)が最も多く、高すぎるチョンセ費用も52.1%で半分を超えた。出産をあきらめた最も大きな理由も経済的な理由が最も多く、回答者の70.7%が共働きをしても育児費用が負担になると考えていた。
三放世代が登場した理由に対して回答者の59%(複数回答)が高い青年失業率を挙げた。結婚費用が過度なためという回答も58.9%にものぼった。
(*) 三放(サムポ)世代 ▷ 恋愛、結婚、出産を放棄したり期約なしに遅らせる世代