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尹錫悦次期大統領の就任式にオバマ前大統領や岸田文雄首相は参加せず


来月10日に開かれる尹錫悦(ユン・ソギョル)次期大統領の就任式には首脳級の外賓出席が例年に比べて低調だと予想される。各国が直面した政治・外交的事案のほかにも、新型コロナウイルスの影響で海外旅行を避けているのが主な原因だ。

29日、外交関係者によると米国は最近、尹次期大統領就任式の祝賀使節としてバラク・オバマ前大統領が出席することを検討したが、最終不参加と結論付けた。その代わりジェイク・サリバン米国家安全保障担当大統領補佐官が出席を検討中だが、ロシア・ウクライナ戦争など国内外の不確実性が多く、まだ結論を下していないという。大統領就任式直後、10日後にバイデン大統領の訪韓が予定されていることを勘案すれば国務長官をはじめ現職関係者の就任式の出席は現実的に難しい。

さらに最近、カマラ・ハリス副大統領など内閣の主要人物が新型コロナに感染し隔離に入るなど、新型コロナへの警戒が再拡散している。2008年の李明博(イ・ミョンバク)大統領就任式にはライス国務長官が出席し、2013年の朴槿恵(パク・クネ)大統領就任式の時はトーマス・ドニロン米国家安全保障担当大統領補佐官が祝賀使節団として来た。

日本も岸田文雄首相や安倍晋三元首相など首脳級人物は出席しない方向に決めたという。韓日政策協議代表団が最近、日本訪問で意思を打診したが、政治的負担が大きく簡単に参加する状況ではないということだ。与党自民党をはじめとする日本の政界でも韓日間の歴史問題が解消されていない状態で就任式に首脳級人物が参加して首脳会談を行うのは望ましくないという見解を示しているという。

中国は例年並みの高官を祝賀使節として送るものと見られるが、最近、新型コロナの急速な拡散により首都北京でも封鎖が実施されており、変数がある。中国は2013年の朴槿恵大統領就任式には劉延東共産党政治局員を祝賀使節として送り過去にも唐家璇外交担当国務委員(2008年)、銭其琛副総理(2003年)など高官を就任式に送ってきた。

大統領就任式には、近いアジア圏から首脳級の人物を多く送ってきたが、今年は新型コロナの拡散によりそれさえも容易ではないという。現在までアジア圏で就任式出席を確定した首脳はシンガポールのハリマ・ヤコブ大統領が唯一だ。

大統領就任準備委員会の関係者は「首脳級人事の就任式出席を確定するには、まだ早い時期であり来週確定するだろう」としながらも「新型コロナの拡散を防ぐため誰もが気をつけているため就任式に大規模な海外祝賀使節団を期待することは難しい」と伝えた。
  • 毎日経済 | ハン・イェギョン記者/キム・ソンフン記者
  • 入力 2022-04-29 17:36:56




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