1年に37万人が徴兵検査を受けるが、心理カウンセラーは27人のみ

京畿北部兵務支庁『徴兵検査心理テスト説明会』 

韓国兵務庁が陸軍22師団GOP(休戦ラインを守る一般前哨)の乱射事件以後、総合心理テストを導入するとしたが、徴兵検査で行われる心理テストはまだ形式的な水準であることが分かった。特に、毎年徴兵検査を受ける青少年たちが37万人余りにもなるのに、全国の兵務支庁12カ所を全て合わせてカウンセラーは27人に過ぎず、専門人力が非常に不足した状況だ。

15日、京畿道北部兵務支庁が開催した『徴兵検査心理テスト説明会』によると、2013年基準で、全国の徴兵検査対象者は37万人だ。これらは身体検査と共に電算化された1次問答型心理テストを受ける。1次で追加検査が必要と選別された人に限り、2次心理テストを実施する。

2次検査は専門の心理カウンセラーの相談、心理テストなどで行われる。2次検査結果がその他の病院記録、学校生活記録簿などを総合して3次で最終的に入営するかどうかが決定される。しかし、この2次心理テストを進行するカウンセラーが全国にわずか27人だけだ。

全体検査対象者のうち、1年で平均7~8%が2次検査を受ける。年間3万人に近い2次検査対象者数を考慮すると、カウンセラーがあまりにも少ない。例えば、京畿北部兵務支庁では1日平均180人が徴兵検査を受け、このうち約10~12人が2次心理テストを受ける。しかし、所属心理カウンセラーはわずか2人だ。兵務支庁の関係者は、「問診票の作成時間などを除けば、実質的に対象者1人あたり相談・検査する時間は15~30分に過ぎない」と述べた。

専門家たちもこれは絶対的に不足した時間であると指摘した。ソウル大心理学科のクァク・クムジュ教授は「心理状態に対する精密な検査が行われるには、最小2~3時間程度は必要だ」と指摘した。

2次心理テストで入隊するかどうかが選別されることではないが、3次心理テストで最終入隊判断を下す際に非常に重要な参考資料として活用される。また、入隊が決定されても相談材料が配置部隊に伝達され、管理参考資料として使われることになる。

兵務庁もいわゆる『GOPイム兵長の銃器乱射事件』以後、2次相談時間が不足しているという点を認め、去る7月、カウンセラーの人力拡充計画を出した。心理カウンセラー60人を増員して心理相談時間を一般総合心理テスト水準である6時間まで増やすという計画だ。しかし、計画が発表されて3カ月近く経っても何の進展もない。実際、心理相談人員が増えてもおらず、増員のための具体的な方案すら用意されていないことが確認された。
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  • 入力 2014-10-16 08:30:46