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ソウル中区明洞は「中小ホテルの墓」 60%が売り物件に


2年余りの間、ホテル産業が萎縮したことにより売り物件があふれ韓国でのホテルの取引額は昨年、過去最高値を記録した。不動産総合サービス企業のジョーンズ・ラング・ラサール(JLL)によると、2021年のホテルの取引額は前年比80%増加した1兆7000億ウォンほどであることが分かった。JLLは今年も1兆2000億ウォン以上の取引が発生すると予測した。

ホテル取引の相当部分は開発の好条件が多い江南(カンナム)圏で成立した。ソウルで最も多くのホテルが位置している中区(チュング)は、この2年間、ホテルがむしろ4か所増えたのに対し、2番目にホテルが多い江南区は4か所が減って対照的な姿を見せた。

一方、ソウルで最もホテルが多い中区でもホテルが売りに出されたが、買い手が現れず取引が失敗に終わったという。近隣の不動産関係者は「中区の中小ホテルの40~60%が売りに出されたという噂がある」と明らかにした。

外国人観光客とビジネス出張客を主な顧客とする3つ星、4つ星ホテルが大きな打撃を受けた点は注目に値する。

一部では新型コロナウイルスの影響でホテル業界のバブルが消えつつあるという評価もされている。文化体育観光部観光宿泊業登録現況によると、2019年に登録されたソウル内の観光ホテルは333社、5万3564室で、2012年の151社、2万5710室と比べて業者は120%、客室は105%増加した。一方、2019年に韓国入りした海外観光客は1750万人で、2012年(1114万人)比36%増にとどまった。
  • 毎日経済 | カン・ミンホ記者
  • 入力 2022-07-31 17:50:56




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