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金正恩、3日ぶりにまた杖をついて金策工業総合大学を視察

北韓、天安艦・延坪島を謝罪せず会談公開 

北韓が軍事当局者の接触内容を一方的に公開した翌日の17日、政府はこれ以上の拡大を自制して、今後の対策を議論した。この日、国防部と統一部の定例記者会見では、北側の公開内容に対する事実関係確認の要求と、明確な政府の立場と不透明で未熟な南北対話の推進に対する叱咤が相次いだ。政府は北側の一方的な仕打ちに対して遺憾を表明し、第2次高位級接触に呼応することを促した。政府は「民間団体の対北ビラ散布に対する政府の立場には変化がない」とし、「北韓が脅かす状況で身辺の安全に憂慮が発生しないように、該当団体は慎重で賢明に判断してほしい」と明らかにした。

国防部の関係者は15日、軍事当局者の接触と関連して、「天安艦・延坪島問題に対する北側の態度に変化があったのか」という質問に、「変わったことはなかった」として、立場の違いが依然としていることを示唆した。

北側が16日に軍事当局者の接触内容を一方的に公開したことは、基本的に今後の交渉力を高めるための常套的戦術といったんは解釈される。ただし、北側が軍事会談で西海(黄海)上の偶発的な衝突防止などを主に主張したこととは別に、最終的な目標は、陸上で体制に大きな負担となっているビラと誹謗・中傷など「最高尊厳」問題の解決を狙ったという分析も出ている。西海に注目させながら、結局は休戦ライン地域のビラをねらいとする「声東撃西」戦略だ。

対北専門家らは、北側が2004年6月に将官級軍事会談の前後にもこのような脈絡で進めていた点に注目している。われわれの立場を見てみると、西海北方限界線(NLL)は守らなければならない守備線である一方で、休戦ラインは対北ビラ散布と宣伝戦が繰り広げられていた攻撃線だった。一方、北韓は比較的侵犯の容易な西海上では常に南側を叩きながら、休戦ラインを越えてくるビラと宣伝放送などは体制維持を脅かす、防がなければならない対象だった。当時、南北合意の結果をめぐって、われわれの側は西海上での衝突を回避するためのいくつかの手段と通信線路を勝ち取り、北側は休戦ラインでの宣伝活動の中止・宣伝手段の除去を勝ち取った。

しかし、これ以後も西海上では依然として大小の交戦と衝突が続き、われわれの側は休戦ライン地域の対北宣伝手段を失った。チョン・ヨンテ統一研究院専任研究委員は、「北韓は常に西海上の緊張を名分に活用して、他の利点を取ろうとする面を見せてきた」とし、「今後、北側がNLL付近で追加的な衝突などの武力示威を行う可能性もある」と語った。

一方、17日の北韓メディアは金正恩(キム・ヂョンウン)労働党第1秘書が同日、40日ぶりに再登場した後、3日目に最近完成した金策工業総合大学の教員社宅を訪問し、再び公開の行動に乗り出したニュースを伝えた。

メディアはキム第1秘書が杖をついている様子を報道し、足がまだ不自由な状態であることを示唆した。労働新聞は1面トップ記事で、去る14日のように明るく笑っているキム第1書記の上半身の写真を掲載した。キム第1秘書が再登場してから3日後に再び公開活動に乗り出したのは、前回の現地指導が一過性ではないことを証明し、依然として問題となっている健康異常説に対する残り火を消す次元と解釈される。
  • 毎日経済_アン・ドウォン記者/キム・ソンフン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-10-17 16:06:03




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