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再びの惨事…セウォル号から何を学んだのか

板橋テクノバレー崩壊事故、16人が死亡11人負傷 

17日午後5時53分頃、京畿道城南市盆唐にある板橋テクノバレーユースペース野外公演場近くの換気口の上からガールグループの公演を見ていた観客27人が20m下に墜落する惨事が発生した。この事故で午後11時30分現在ホン・ソクボム氏(29)など16人が死亡し、11人が骨折、肺や腹部損傷などの負傷でチャ病院など近隣病院にて治療中だ。消防関係者は「重傷者が多く、被害規模は増える可能性がある」と話した。

セウォル号の惨事から僅か6ヶ月後に再び大型の惨事が起きたことで『安全不感症』が度を越えたという非難が殺到している。消防当局などによると板橋テクノバレー入居企業従業員と地域住民、招待歌手のファンが野外公演場に集まる中で席を確保できなかった観客たちが公演を見るために地上1.5mの高さにあった大型換気口の鉄製カバーに上りガールグループの公演を見ようとして構造物が落ちて事故が発生した。この日の公演は『2014年 第1回板橋テクノバレーフェスティバル』の一つで午後5時から開始され700人が公演を観覧していた。

城南市関係者は「事故が起きた広場は公演のための空間ではないが、イベント承認申請が出た場合はステージを組み立てて公演が可能だ」としながら「今回の事故も簡易舞台を立てて公演をしていたものと把握されている」と話した。警察は換気口崩壊事故が起きた後にも公演が継続され、主催側が事故現場に観覧客が来ることを制止するなどの安全処置を取らなかったという目撃者の証言により、イベント関係者たちを相手に十分な安全調査を取っていたのかなどを調査している。

事故当時、公演をしていた4minuteの所属事務所キューブエンターテイメントは「該当公演は4minute単独公演ではなく、複数の歌手が共に参加したステージだった」とし「ステージを全て終えてソウルに戻ってから事故のニュースを伝え聞いた。残念な気持ちを抑えることができない」と明かした。

ドイツ出張中のナム・ギョンピル京畿道知事もこの日の午後、すべての日程をキャンセルして帰国する。チョン・ホンウォン国務総理は墜落事故と関連してこの日の夜10時ソウル庁舎で緊急安全関係長官会議を招集し、「事故原因を正確に究明せよ」と指示した。
  • 毎日経済_チ・ホング記者 / チャン・ジェウン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-10-17 22:40:28




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