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公認会計士、低い待遇で人気「すとん」…合格者数、3年間で60%↓

ソウル大生が嫌がる…非首都圏大学出身者が躍進 

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  • < 公認会計士試験受験者数 >

公認会計士試験で非首都圏出身の合格者の割合が高くなっている一方で、ソウル大など名門大出身の合格者の数は減っていることが分かった。最近、公認会計士の底辺の多様化に加えて待遇の悪化に伴って、優秀人材の受験を避ける傾向が統計的に明らかになったという指摘だ。

22日、金融監督院によると今年の公認会計士試験の合格者のうち、非首都圏大学出身者の割合は12.2%と集計された。非首都圏大学出身の合格者の割合は2012年の9.1%から2013年は9.6%に、9%台にとどまってきたが、今年は3%ポイントほど高くなった。同じ期間、首都圏大学出身の割合は90.2%から87.7%と、ソウル所在の大学出身者の割合は85.8%から83.3%に減った。

合格者を多く出した上位3つの大学の合格者数は283人で全体の31.9%を占め、最近4年間の平均(34.9%)には及ばなかった。非経済・商業系の合格者の割合は2011年以来、23%台を着実に維持した。在学生の合格者は533人(60.2%)で、昨年(63.8%)に次いで過半を超えた。金融監督院によると、最近の公認会計士試験に関連する明確な傾向の一つは、名門大学出身の合格者数の減少だ。ソウル大は2010年に97人の最終合格者を輩出したが、2011年は93人で2012年は59人、2013年には43人と合格者の数が減り、今年は合格者37人を輩出するにとどまった。

このような現象は、優秀な人材が会計士を避けるという傍証だというのが金融当局と関連業界の解釈だ。先輩らから会計士の地位が以前ほどではないという話を聞いた名門大生は、以前ほど会計士試験を受験しないという指摘だ。

実際に、公認会計士試験の競争率は年ごとにますます低くなっている。2000年には会計士555人を選ぶために1万6014人が志願して競争率は30対1に迫ったが、今年は886人を選ぶために1万442人が志願して、競争率は12対1にも満たなかった。

会計業界の関係者は、「公認会計士の初任給がサムスン電子など大企業の初任給よりも低くなった状況だし、入社時にも資格所持に特別な加点を与えない事例がほとんど」とし、「公認会計士は平凡な資格と同様になり、自然に人気も落ちている」と語った。
  • 毎日経済_ノ・ヒョン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-10-22 17:40:03




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