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大学修学能力試験でミス認定…被害学生1万8千人を救済

教育部の上告断念で史上初、大学入試の結果変わる...2015年修学能力試験、大混乱 

  • 大学修学能力試験でミス認定…被害学生1万8千人を救済
昨年行われた「大学修学能力試験(修能試験)」の世界地理の8番設問のミスで、望む大学に行けなかった学生がすべて救済される。この設問はすべて正解処理されて、成績が再計算される。配点が3点に達するこの設問が不正解処理されて、志願した大学を不合格になった学生は年内に追加合格の可否を知ることができる。

当時の不正解者1万8884人のうち4800人あまりが本来の等級よりも上がり、来年に大学に行く可能性が高まった。1994年の修能試験の導入以来、出題ミスが裁判所で認められ、完了した大学入試結果が入れ替わることは初めてだ。

しかし教育部がミスの認定に一年も時間がかかり、受験生の被害が加重されたし、当時の設問の出題責任がある教育部長官・韓国教育課程評価院院長・青瓦台教育文化首席らはすべて変わり、責任を避けたという非難も強まっている。

教育部と評価院は先月31日、政府世宗庁舎で記者会見を行い、「修能試験の世界地理のミスに対して、ソウル高等法院の判決を受け入れて、大法院への上告を断念する」と明らかにした。先立って、ソウル高等法院行政7部は先月16日、「この設問に出題ミスがある」とし、受験生が評価院を相手に起こした訴訟2審で1審を返して原告の手をあげたことがある。

また、教育部は8番設問をすべて正解処理として、評価・標準点数・百分位を再計算して、今月中旬までに学生と大学に通報すると、各大学は変更された点数を土台に成績を再計算し、学生の追加合格の可否を決定することになる。

教育部の関係者は、「12月19日までに追加合格者を通知する」と語った。

しかし、大学そのものを下方志願した学生の場合、救済を受け取ることが難しいという論難が残る。ハヌル教育のイム・ソンホ代表は、「世界地理のために最低評価を得られなかったと思って望まない大学に志願した学生は、その事実自体を立証することが難しい」と語った。
  • 毎日経済_ムン・イルホ記者/写真出処=MBN | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-10-31 15:31:26




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