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第2ロッテワールドの死亡事故、119の代わりに指定病院へ連絡

遅い対応・事故隠ぺいの疑惑 

  • 第2ロッテワールドの死亡事故、119の代わりに指定病院へ連絡
<ソウル松坡区第2ロッテワールドの工事現場で再び労働者が死亡する事故が発生した。

警察などによると、16日午後12時58分頃、足場の解体作業工のキム某(63)氏が第2ロッテワールドショッピングモール棟のコンサートホールの工事現場で頭蓋骨が割れ、首の骨と左側の足の骨が脱臼したまま発見された。キム氏を発見した火気監視員は、119に申告する代わりに会社側に報告し、会社側は7分経った午後1時5分頃になってようやく指定病院であるソウル病院に連絡して救急車を呼んだ。キム氏はソウル病院の救急車に乗せられて峨山病院に移されている間に死亡した。

警察によると、キム氏を峨山病院に連れて行ったソウル病院の関係者は、すぐに119に申告しなかった理由を尋ねる警察官に「出発当時、意識があった」と話したと伝えられた。先立って、ロッテグループは去る4月、第2ロッテワールドで配管工事中だった労働者一人が死亡する事故が発生しても消防署にすぐに申告せず、死亡事故を隠ぺいしようとしたという疑惑を買った。

当時、現場の労働者は「作業中に事故が起これば119に申告せずに、指定の私設病院に電話するように、朝会の時ごとに教育を受ける」と明かし、論難が起こった。一方、第2ロッテワールドの工事現場で死亡事故が発生したのは今回が3度目だ。昨年6月、工事中に構造物が崩れ、作業員のキム某氏(47)が死亡し、5人が負傷した。今年の4月にはエンターテイメント棟の屋上で配管作業をしていたファン某氏(38)が配管の爆発により死亡した。

これに対しソウル市は、工事作業員が死亡した第2ロッテワールドの工事現場に工事中断命令を下した。最近、漏水が発生した水族館と振動が感知される映画館も使用制限命令を下した。これに対し二つの施設は精密安全診断と補修・補強工事が完了するまで使用が制限される。
  • 毎経ドットコム 速報部 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-12-17 10:02:20




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