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朝食外食族の増加勢、若くて所得水準が高いほど増加


  • 朝食外食族の増加勢、若くて所得水準が高いほど増加
朝食外食族が増加の勢いを見せた。韓国の成人の3人に1人は夕食を外で買って食べており、朝も外食をする割合が増えていることが分かった。

檀国大学校食品栄養学科のチュ・セヨン教授チームは、1998~2012年の国民健康栄養調査の原始データをもとに、19歳以上の成人の5万5718人を分析した結果、夕食を外で買って食べる割合が1998年の20%から2012年には32%に増加したと明らかにした。成人の外食頻度は年齢ㆍ性ㆍ結婚の有無ㆍ学力・収入・職業の有無によってもかなりの差があった

この調査では、国内成人の1日平均外食回数は0.9回だった。活動的な年齢帯である20代が1.2回で最も多く、30~40代が1.1回でその後に続いた。20代の場合、外食回数が1日平均0.3回(毎週2食外食)である75歳以上に比べ、外食が4倍も多い。50~64歳の壮年層の1日平均外食回数は0.8回、65~74歳は0.5回にとどまった。

全ての年齢層で男性の外食回数(1日1回)が女性(0.8回)より多かった。

未婚者(1.2回)は既婚者(0.9回)より、就業者(1.1回)は未就業者(0.7回)より外食を多くし、教育・所得水準が高いほど外食の回数は2倍以上多かった。(中卒以下0.5回、大卒以上1.1回)

チュ教授チームは、「教育水準と所得水準が高いほど外食の回数が多いのは、社会生活を活発にするため」と推定した。

米国とヨーロッパ10カ国で行われた調査でも、男性・若さ・未婚・静的である生活習慣・高カロリーを摂取する人であるほど外食を好んだ。このように、国内成人の外食回数が増えて食生活の健康度はむしろ悪くなったことが分かった。外食が多くなり、過去よりより多い量のカロリー・脂肪・ナトリウムを摂取することになった。

去る15年の間に外食を通じた1日のカロリー摂取量は12%(98年948㎉→2012年1063㎉)、肥満・血管疾患をよぶ脂肪の摂取量は26%(21.6g→27.2g)、高血圧ㆍ胃癌ㆍ骨粗しょう症などの原因となる恐れがあるナトリウム摂取量は24%(2371㎎→2935㎎)も増加した。

世界保健機関(WHO)が推奨するナトリウムの摂取量(2000㎎以下)の約1.5倍を外食を通じて摂取するわけだ。

チュ教授チームは「98年には外食を通じて摂取するタンパク質、脂肪・ナトリウムの量が全体の半分以下(47~48%)だったが、2012年には半分を超えたという事実(53~55%)に注目する必要がある」とし、「外食の回数が増える傾向は元に戻すのは難しくても、健康に有益な外食メニューを選択するように栄養教育を強化する必要がある」と強調した。

特に「外食の頻度が最も頻繁な20~30代の高学歴未婚男性を対象とした正しい食習慣の教育が至急だ」と付け加えた。
  • スタートゥディ イ・スヨン インターン記者
  • 入力 2015-01-06 09:41:29




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