トップ >
コリアナウ > スポーツ > 「韓国野球のベテラン」、KT小山コーチの新生チームトレーニング
KTウィズの日本・宮崎キャンプには懐かしい人物がたくさんいる。日本人、小山仁(45)トレーニングコーチもその内の一人だ。
小山コーチは2007年から2013年まで7年間サムスン・ライオンズのトレーニングコーチであり、選手のメンターとして活躍し、統合3連覇の隠れた功労者だった。しかし、2013シーズン終了後、サムスンと再契約が出来ないまま韓国を離れた。こうして途切れそうだった韓国との縁は2014年KTを通じて再び結ばれた。
小山コーチは「これまで日本のスポーツジム、テニススクールなどでおばさん、子供たちを指導したりもし、中高生たちと野球もしながら過ごしていました」とし、「そうするうちに昨年10月頃にソウルに用が出来て行った際にサムスン時代に縁があったチョ・ボムヒョン監督(当時インストラクター)をたずねて挨拶をしました。そうして暫くしたらKTから連絡が来て関心があるかと尋ねて来ました。新生球団に若い選手たちが多く助けになると思い、一緒にやりたいという思いになりました。ゼロから始めるチームなので面白いだろうとも考えました」とKTを訪ねることになった背景を説明した。
母国語である日本語に韓国語、英語まで3ヶ国語に通じたお陰で小山コーチは外国人選手の適応に大きな力となっている。小山コーチはまた、新生チームの経験の少ない選手たちに体の管理の要領を積極的に伝授したりもする。
ストレッチとランニング、ウェイトトレーニングの進行も彼の役割。小山コーチは選手たちと積極的に疎通するスタイルだ。いくつかの考えを持って選手たちの意見を尋ねる。ランニング量を増やした後にはその日の体の状態をしっかりとチェックする。体が重いという選手がいれば量を減らす。主にベテラン選手がこれに該当するが、若い選手たちはつらいという表現もせずにしっかりと適応していると誇らしそうにする。
試合数が増えながら、今シーズン各球団は体力管理とランニングをより強調している。これに小山コーチはややもすると退屈になるトレーニングを効率的に進行するために3~4日のローテーションを取り入れる。150mを走るとしても直線だけ走るよりも階段式で50mずつサイドステップを混ぜるなど「楽しいトレーニング」のための法案を適用している。
また、運動動作の試験も小山コーチの任務だ。選手の横で1対1でくっついて正しい姿勢を教えてやり、共にする。特に選手が強度を高く続ける運動に苦しむと交替しながら苦痛を負担したりもする。選手たちが正しい姿勢で運動するように助けるためにホワイトボードに動作を細かく描き出すことはボーナスだ。
「選手個々人、全員が1軍で試合出来るように仕上げること」が目標という小山コーチは今日も選手たちの中で共に汗を流している。