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中央大学、単科大別に選抜し学生の選択を受けない専攻は段階的に廃止

教授の87%反対「企業の論理だけ前面に出る」 

  • 中央大学、単科大別に選抜し学生の選択を受けない専攻は段階的に廃止
中央大学が学士構造改編を通じて需要者中心の教育機関への変化を試みる。このため、今年の高校3年生が入学する2016年度入試から学科ではなく、単科大学別募集を実施して単科大学別に細部専攻を柔軟に新設・廃止できるようにした。

中央大学は、来年から学部の学科区分を廃止して新入生を選抜する。たとえば、今のような国語国文学科・英語英文学科・哲学・歴史学のような区分が廃止されて人文大学(365人)、社会科学大学(435人)、工科大学(470人)などの単科大学単位で選抜することになる。今後、政府の文・理科区分の廃止計画とかみ合って広域系列化作業はさらに深化する可能性がある。

26日、中央大学が発表した改編案は、教育需要者中心の政策を多数含んでいる。実際の学生は、これから2年生の2学期に単科大学内で専攻を選択することになるが、学生の選択を受けられない専攻は廃止され、脚光を浴びる専攻は規模を大きくしたり、新たに開設することができる。ただし、学生が望む専攻を無条件に選択できるわけではなく、単位基準等を適用して定員があふれる人員をフィルタリングするシステムは、他の大学と似たように維持される。

したがって、改編案の核心は教授陣に対する絶え間ない自己啓発誘導にあると評価される。今後、中央大学の教授は社会の学問需要と学生の教育需要に応えることができるように、常に科目を変えて教えなければならない。それでこそ学生の選択を受けることができるからだ。

単科大学レベルでも社会が必要とする新しい融・複合専攻を多様に設計して、学生の選択を受けなければならないように変わる。中央大学のイ・ヨング総長は「教授が絶えず勉強して学生が4年間出した授業料が惜しくないように教育しなければならない」とし「教授が学生の選択を受けることができるように努力をしてほしいというのが、今回の改編案の核心」と明らかにした。

2011年に既存の18個の単科大学・77学科から11個の単科大学・47学科に統廃合する際にも深刻な葛藤を経験した中央大学は今回も激しい学内葛藤が起きると予想される。実際、この日の発表の現場では改編案に反対する教授が大学当局の非民主性を糾弾したりもした。

中央大学ドイツ文学科のキム・ヌリ教授は「教授評議会議長さえも、今回の改編案についてわずか2日前の24日に知った」としながら「学問の体制は教授のアイデンティティであり、誇りであるが、このようなことを廃止する問題をあまり短期的な観点、そして企業の論理だけを前面に出して密室で推進した」と批判した。この日に行われた全体教授会の結果、現在進行中の改編案を保留して再議論しなければならないという案に賛成した教授が参加人員420人のうち367人(87.38%)に達した。

入試業界にも波紋があると予想される。鍾路学院ハヌル教育のイム・ソンホ代表は「随時受付を5か月残して、突然選考計画を大々的に変更することは望ましくない」と指摘した。すでに韓東大学が、すべての学生を専攻と無関係に選抜した後、2年生の時に専攻を選択するようにするために、人気学科へ偏る現象が起きて金属科学専攻が廃止された事例がある。韓東大学の関係者は「学生が専攻を選択するようにすれば偏る現象が起こるのを前提にして準備しなければならない」と呼びかけた。
  • 毎日経済_チェ・フイソク記者/キム・スヨン記者/写真=MBN | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-02-26 22:01:01




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