トップ > コリアナウ > 社会 > こどもの中毒事故、家庭内で6歳以下のこどもに多く発生

こどもの中毒事故、家庭内で6歳以下のこどもに多く発生


  • こどもの中毒事故、家庭内で6歳以下のこどもに多く発生
  • < 資料=韓国消費者院 >

家庭において日常的にしようする医薬品や化粧品を放置すると、間違えて子供が飲み込んだり吸入するなどの中毒事故を引き起こす可能性があることが分かった。

4日、韓国消費者院が2012年1月から2014年12月まで消費者のための監視システム(CISS:Consumer Injury Surveillance System)に受け付けられた14歳以下の子供の中毒事故1004件を分析した結果、6歳以下の未就学児童の事故が831件で全体の子供中毒事故の80%以上を占めた。

事故がもっとも多く発生する場所は家庭(760件、75.7%)であることが分かった。危害品目別では、医薬品による中毒がもっとも多く、殺虫剤、漂白剤、洗濯洗剤による中毒も上位を占めた。

韓国では、子供の中毒事故予防のための子供保護包装制度を施行しているが、全商品が義務化されているわけではない。対象から除外された氷酢酸やマウスウォッシュなどがまさに死角地帯製品だ。

家庭で使用する氷酢酸の場合飲んだり、こぼれて皮膚に触れれば火傷を負う可能性があり、飲んだ場合には深刻な潰瘍壊死をまねいたり、食道狭窄や穿孔まで引き起こすことがある。アルコールが含有されたマウスウォッシュもやはり、子供が大量に飲んだ場合には嘔吐や腹痛、眠気などの症状を起こす可能性がある。

韓国消費者院の関係者は、「ヨーロッパや米国の場合、氷酢酸とマウスウォッシュについて子供保護包装を義務化している」とし、「中毒事故の根本的予防のために、これらの品目に対して子供保護包装導入を関係機関に要請する計画」だと明かした。また、「子供の中毒事故の大部分が家庭内で発生しており、医薬品、漂白剤、洗濯洗剤など中毒事故を誘発する可能性がある製品は子供の手に届かない場所に保管すること」と願った。
  • 毎経ドットコム イ・ミヨン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-05-04 12:16:32




      • facebook icon
      • twetter icon
      • RSSFeed icon
      • もっと! コリア