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「くの字」パットの威力...ミシェル・ウィーが復活

ロッテ選手権で3年8ヶ月ぶりにLPGA優勝...パク・インベ3位・キム・ヒョジュ4位 

ロッテ選手権で3年8ヶ月ぶりにLPGA優勝...パク・インベ3位、キム・ヒョジュ4位

「コンディション、ショットの感覚などすべてが最善だ。今日、私がどんなプレイをするか見守ってほしい」。

20日(韓国時間)、米ハワイ州オアフ島コオリナ・ゴルフクラブ(パー72、6383ヤード)で行われた米女子プロゴルフツアー(LPGAツアー)ロッテ選手権4日めの最終ラウンド。在米同胞、ミシェル・ウィー(25・ナイキゴルフ)はゲームの前から強い自信を見せた。

ミシェル・ウィーはこの日、6バーディーを得て1ボギーにとどめ、5アンダー67打で最終合計14アンダーパー、274打を記録し、アンジェラ・スタンフォード(米国・12アンダー、276打)に爽快な逆転優勝を収めた。

2005年、「天才少女」と呼ばれてLPGAの舞台にデビューし、2009年にロレーナ・オチョア・インビテーショナルで初優勝を宣告したミシェル・ウィーは、翌年にもカナダ女子オープンで優勝を占めた。とは言え、その後は参加した79大会、3年8ヶ月の間に優勝はできなかった。長いスランプは彼女を鍛え、ミシェル・ウィーは8回めの挑戦の舞台であり、彼女の故郷で開かれた大会で「天才の復活」を告げた。

スタンフォードに4打後れの2位で出発したミシェル・ウィーは、序盤から力を出した。前半だけで3打を減らして共同首位に躍り出たミッシェル・ウィーは、12番と13番ホールで連続バーディーをとり、16番ホールで再び1打を減らして事実上の優勝を予約した。スタンフォードは圧迫感に、この日はむしろ1打を失って2位に落ちた。

ミシェル・ウィーはこの日、ハワイ出身らしく、弾道の低いショットを駆使してコースを適切に攻略した。強い風を突き抜けて打ったドライバーショットは、フェアウェイキープ率が71%で、バーディーチャンスをつかむグリーン的中率は83%にのぼった。

パッティングももうこれ以上、ミシェル・ウィーの足を引っぱる欠点ではなかった。2012年末から変えた「くの字パット」が徐々に威力を発揮して、この日はわずか28のパットだけを記録した。2012年グリーン的中時の平均パット数は1.892だったが、姿勢を変えた後の昨年は1.799に減った。今年は1.782で17位を記録している。

パットに対する自信はアイアンショットも生かされるようになった。今年のLPGA選手の中でグリーン的中率1位に上がっているミシェル・ウィーは、「以前はパットがうまくなかったので、ピンから60センチには付けないといけないという強迫観念があったが、今ではホールから4~5メートル離れても入れることができるという自信がある」と説明した。

ミシェル・ウィーは今シーズンの平均スコア(69.651打)と、賞金ランキングの両方でトップに躍り出る二重の喜びも享受した。

韓国女子ゴルフ選手たちは、シーズン初優勝にまた失敗した。世界ランキング1位のパク・インビ(朴仁妃、26・KB金融グループ)は最終は合計11アンダー、277打を記録して単独3位に上がり、キム・ヒョジュ(金孝周、19・ロッテ)は最終合計10アンダー、278打で単独4位を記録した。チェ・ウンジョン(24・ボルヴィック)とユ・ソヨン(24・ハナ金融グループ)が共同5位(9アンダー、279打)に名を連ねた。
  • 毎日経済_チョ・ヒョソン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-04-20 17:11:56




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