北朝鮮、東海上に短距離ミサイルなぜ撃ったのか

韓・米訓練対応...内部引き締め意図も/米の相次ぐ強発言に対する反発という見方も 

北朝鮮が27日、短距離弾道ミサイル4発を東海(日本海)上に撃った背景として、韓・米連合「キー・リゾルブ」演習を意識した示威という分析が優勢だ。北朝鮮の警備艇はキー・リゾルブ訓練が開始された日の24日を期して、夜間に西海(黄海)の北方限界線(NLL)を侵犯するなど、それなりに軍事的行動を取った。今回の短距離弾道ミサイル発射も、水位を高めた示威性行動だという分析だ。

一部の専門家らは、南北離散家族再会行事の後、南北の関係改善に対する期待が大きい状況で、北朝鮮が南側を圧迫し、一定部分の主導権を握ろうとする下心だと分析している。

国防部の関係者は、「韓・米連合訓練であるキー・リゾルブ演習に合わせ、改良型短距離弾道ミサイルを試験発射したものと推定している」と語った。情報関係者は、「北朝鮮の警備艇がNLLを侵犯したことに続き、弾道ミサイルの発射で対応水位が上がっている」とし、「追加的な動きが出てくる可能性が高い」と展望した。

とは言え、軍事的対応が緊張高潮にまでつながらないように、北朝鮮当局が水位を調節しているものと思われる。南北関係が高位級接触を基点に上昇曲線に乗っている趨勢を考慮する時、状況を悪化させようとする意図を込めたと見ることは難しいというわけだ。

パク・ヨンジュン国防大教授は、「対話のチャネルが開かれている状態なのに、これを壊すことは難しいだろう」とし、「はっきりと言えないが、破局に追い込むことは無いだろう」と予想した。

北朝鮮がこの日、短距離ミサイルを江原道キッテリョン(旗対嶺)地域から東北にあたる元山(ウォンサン)方向に発射したことも、周辺国を刺激しないようにする意図を示したものと分析される。軍関係者は、「南側や東側に発射した場合、われわれや日本を狙ったものと受けとられるだろう」とし、「北側海域に撃ったのは、対外的な影響を最小化しようということ」だと説明した。

ミサイル発射は対外的な示威目的でありながら、同時に内部体制の引き締めを狙った側面もあるという分析も出ている。パク教授は、「キー・リゾルブ演習が進めば、北朝鮮当局は緊張するしかない」とし、「それなりに(戦争)抑止力があると誇示し、軍紀も確立しようとする意図も読み取られる」と語った。

北朝鮮が内部結束に神経を使っているのは、最近、北朝鮮が連日「ブルジョア思想文化」を排撃する「思想戦」を督励することと一脈相通じる。金正恩(キム・ジョンウン)国防委員会第一委員長は去る24~25日、平壌で10年ぶりに開かれた「党思想活動家大会」での演説を通じ「党の唯一的領導体系を確固として樹立するところに、党思想事業の火力を総集中しなければならない」と語った。労働新聞は27日付1面の社説で、「われわれ式の社会主義生活様式と食い違うすべての雑思想と異色的風潮が、われわれの内部に入らないように思想的蚊帳を堅く張らなければならない」と主張した。

一方、北朝鮮の今回の武力示威はジョン・ケリー米国務長官など、北朝鮮へ向けた相次ぐ強気の発言に対する反発という分析も一部で出ている。
  • 毎日経済_アン・ドゥウォン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-02-27 22:59:18