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プレハブ講堂の屋根、10秒で崩れ「阿鼻叫喚」

大学生100人埋まった慶州リゾート崩壊現場/500メートルの山中にあり、救助作業難航 

17日の夜に慶州マウナオーシャンリゾートの講堂が崩壊し、大学生100人あまりが埋まる惨事が起こった。依然として雪が降っている事故現場は、抜け出した学生の切なさと、崩れた建物の中の学生の悲鳴で修羅場だった。

夜11時現在、慶州マウナリゾート崩壊事故現場では漆黒のような暗闇の中、救助隊員たちが雪を片付け、建物の中に埋まった大学生の生存を確認し救助しようと夢中だった。

事故現場は慶州の山の奥深くに位置して進入が難しいうえ、雪のために救助は難航した。建物の中には鉄骨構造物が飴のように曲がっていて、天井の構造物やパネルなどが床を覆っていた。一部の大学生は負傷して血を流し、救急車で緊急搬送された。

この日の午後9時15分頃、事故が発生した当時の内部には、釜山外国語大学アジア大学(アジア言語関連学科)の学生1000人あまりが新入生歓迎会を開いており、当時、コンサートの熱気がこもった時間だった。しかし、突然天井が崩れるやいなや、電源が切れて暗黒天地に変わった。一部の学生たちは天井が崩壊を始めるやいなや、中央のドアや窓から避難した。数百人が中央のドアに一度に押し寄せ、学生たちがぶつかり踏まれ、被害がさらに大きくなったものと推定されている。現在、建物の中には100人ほどが埋まっているものと消防当局は推定している。救助された100人あまりは慶州と蔚山(ウルサン)地域の病院に緊急搬送された。夜11時10分現在、大学生4人が死亡したと警察は把握した。病院に搬送された一部は重傷で、死亡者はさらに増えるものと見られる。

現場から抜け出した釜山外大の新入生は、「コンサート中に10秒ほどで屋根がくずれた」とし、「一部の学生が抜け出したが、少なくとも100人が建物の中にいると思う」と語った。

この学生は、「雪が数日前から降って、屋根にたくさん積もっていたようだ」とし、「現場から抜け出した後、119に通報するように叫び、現場は悲鳴でむちゃくちゃになってしまった」と付け加えた。

リゾートに泊まっていたある中学生は、「コンビニに行って宿所に向かう途中、崩壊建物が見えた。2階建ての建物は完全に崩壊し、1階も一部くずれた」とし、「多くの人が抜け出せなかったよう」だと、当時の目撃状況を説明した。

釜山外大の関係者はこの日、「新入生歓迎会は日中のプログラムを消化した後、学部ごとに夕食をした後、はやくすませた学生が会場で、受講申請や学校生活などの案内を受けていた」とし、「事故当時には2つの学科の学生100人程度が建物の中にいたが、このうち80人ほどが突然の崩壊事故に埋没した」と伝えた。

現場には雪が降って気温は氷点下に下がり、被害は大きくなると思われる。ただし、崩れた建物がコンクリートではなくパネルで作られた仮設建物なので、生存者も多いと消防当局は推定した。

消防署の関係者は、「鉄筋構造物がV字に曲がって下がっていて、瓦礫を持ち上げている」とし、「建物の残骸を片付ければ、最終的な被害規模を知ることができるだろう」と明らかにした。

事故が発生するやいなや慶州市職員、消防救助隊、警察機動隊3個中隊500人あまりが緊急出動して、現在も救助活動を行っている。

マウナオーシャンリゾートはコーロン系列で、慶州ヤンナム面シンデ里東台山(トンデサン)の麓、標高500メートルで東海が見える場所に位置する保養地だ。
  • 毎日経済_慶州=チェ・スンギュン記者/ソ・デヒョン記者/キム・ヒョソン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-02-18 00:16:08




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