34年ぶりに内乱罪認定...裁判部「情報提供者の証言、信憑性ある」

李はRO総責...武力で体制転覆の試み 

紺のスーツにノーネクタイ姿で法廷に入った李石基(イ・ソクキ)議員ら7人の被告人は、17日、裁判部が内乱陰謀・国家保安法違反で有罪趣旨の判決要旨を読んで退出するや否や表情が固まった。被告人席に座って水を一口飲んで満面の笑みを浮かべ、緊張した気配が全くなかった裁判の開始前とは対照的だった。

この日裁判部は、李議員など7人に刑法上、内乱陰謀と国家保安法に違反したとして有罪判決を下した。李議員とキム・ホンヨル統合進歩党議員にだけ適用した内乱扇動嫌疑も有罪を認めた。検察が拘束・起訴した被告7人の犯罪嫌疑をすべて有罪と認めた。

両手を合わせ祈っていた被告側の傍聴人は泣き声を爆発させたかと思えば、「司法は死んだ」「この政治判事」「イ・ソクキは無罪だ」と叫び、司法部を集中的に糾弾した。被告人側弁護団は、「裁判部が検察の公訴事実と求刑意見をほぼ100%反映し、惨憺たるものだ」と即刻、控訴の意志を明らかにした。

▶「昨年3月から内乱を事前準備」

裁判部はRO(地下革命組織)の実体を認め、李石基議員をRO総責任者として目した。内部情報提供者の陳述と、昨年5月の秘密会合で明らかになった被告らの発言録音の性格、発言の危険性を根拠とした。RO加入時期と儀式、5大義務、思想学習など、情報提供者の供述が一貫するいう。

裁判部は、昨年5月10日の秘密会合で李議員が「単純な情勢講演の場ではなく、革命的決意を固める場であり、この席は国会議員職や党職の別がない場」と言った点、遅れてきたキム・グンレ被告人に「ギム・グンレ指揮員、君は何をしているのだ」と公然と非難した点を総責任者とする根拠に挙げた。裁判部は「指揮員という言葉は一般的な政党行事で、一般的社会活動で使用される表現ではない」と述べた。

昨年5月12日、マリスタ修士会の秘密会合でもはばかることなく表現し、自身が指定する方向にすぐに従うことを促した点などを挙げ、昨年5月10日、12日の秘密会合は、すべてRO組織の集会と規定した。

内乱陰謀・扇動の嫌疑に対しては、被告人らが革命観に基づいて、差し迫った時期に後方かく乱活動を通じ、武力による大韓民国の体制転覆と憲政秩序の破壊をはかり、国憲紊乱罪が認められると明らかにした。裁判部は「(秘密会合)出席者らが国家の主要な基幹施設の破壊を議論したことは、多数が結合して暴行脅迫することと見るに十分である」とし、「被告人らは戦争が勃発時、あるいはこれに近接した時期に、大韓民国政府の戦争遂行に致命的結果をもたらすことができ、国憲紊乱の目的に符合する」と判示した。

特に裁判部は、「イ・サンホ被告人は昨年5月の秘密会合時に、施設破壊の観点から主要施設情報を事前に収集し、5月12日の会議に出席したものと見られる」とし、「昨年3月初めから内乱の事前準備行為があったと見られる」と付け加えた。また、「昨年5月の秘密会合では、李議員が130名あまりの組織員に犯行決意を共有する過程などを通じ、内乱陰謀の可能性が十分に認められ、これは抽象的合意を超えて特定の犯罪実行のための犯罪行為として明確に認識され、内乱実行嫌疑があったと見ることができる」と強調した。

▶ 法曹界「地下秘密組織に警鐘」

今回の内乱陰謀の判決は司法史上、事実上の最初の判決で、今後の内乱陰謀事件の重要参考判例になる見込みだ。内乱陰謀の判例じたいが不足しているうえ、1980年、金大中前大統領内乱陰謀事件などの数少ない事例さえ、再審を経て無罪判決が出た場合がほとんどだからだ。

▶ 判決直後、李、苦笑い

キム・ヨンナム弁護士(法務法人イルホ代表弁護士)は、「北韓式社会主義革命を完遂するために、南北韓の交戦が起こったり切迫したときに、油類貯蔵所、恵化(ヘファ)電話局など国家基幹施設を打撃して銃を準備しようとした発言が、少なくとも国憲を紊乱させる目的で暴動を計画したものと認めたもの」とし、「数千人が少なくともある地域を占拠して反乱を起こす、古典的意味での内乱罪を拡大解釈したものと見ることができる」と語った。

法務法人エースのチョン・テウォン弁護士は、「いまだに時代遅れの主体思想と対南社会主義革命論にしたがって動く実体が明らかになったという点で意味がある判決」とし、「今回の事件は進歩政党の活動範囲に対し、何か設定できる基準が提案された」と展望した。

検察がROと類似した組織を、反国家団体構成嫌疑で起訴しなくても厳罰が可能だという判決であり、自由民主主義の秩序を転覆し、金日成主体思想を指導理念とする地下秘密組織に警鐘を鳴らしたという評価だ。
  • 毎日経済_チ・ホング記者/キム・セウン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-02-17 17:16:04