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ハ・デソンも中国に移籍、中国に吸い込まれるKリーグ

国家代表・有望な人材、大挙中国行き…競争力弱化は不可避 

「西海を渡れば年俸が10倍に跳ね上がる」。アジア・プロサッカー「新興強豪」として座を固めた中国スーパーリーグが莫大な資金力にモノを言わせて選手のスカウトに乗り出している。

去る3日、韓国代表チーム主将を勤めもしたハ・デソン(29)が移籍料47億ウォン(推定値)でFCソウルから中国北京国安に移籍したし、Kリーグ・クラシック「特級ゴールゲッター」デヤンもまた移籍料約42億2000万ウォンでFCソウルから江蘇舜天のユニホームに着替えた。

いっときはサッカー代表チームの帰化まで論議された全北現代の特級攻撃手エニーニョは去年7月、長春亜泰に去ったし、2012年ロンドンオリンピックサッカー銅メダルをうばった国家代表守備手キム・ヨングォン(金英権、25)は2012年7月広州恒大に入団し、昨年のアジアサッカー連盟(AFC)チャンピオンズリーグ優勝カップを胸に抱いた。

中国スーパーリーグの選手スカウト「戦略」が過去と異なる点は、全盛期を迎えた選手たちやヨーロッパの舞台進出を狙う選手たちが大挙より集まるという点だ。

過去、中国プロサッカーは認知度を高めるためにニコラ・アネルカ、ディディエ・ドログバなど全盛期を過ぎた選手を主にスカウトした。しかし広州恒大に2013年AFCチャンピオンズリーグ優勝を抱かせたダリオ・コンカが南米リーグに復帰するなど、「中国で成功すれば名門リーグに行ける」と言う認識が選手たちの間に定着しつつ、すでに検証された選手たちの「中国ラッシュ」が続いている。

中国がこのように選手スカウトに積極的に乗り出せるのは、経済成長から始まった莫大な資金力のおかげだ。

習近平中国国家主席がサッカーに関心を見せ、巨大企業らがサッカーチーム投資に速度を加えている。広州恒大の場合、2013年の選手年俸総額と運営費がそれぞれ500億ウォン、1200億ウォンに達するほどだ。

キム・ヨングォンは「スーパーリーグにマルチェル・リッピ、スベン・ゴラン・エリクソンなどの名将らが入って来て、ギャラの高い傭兵らが大挙加勢し、サッカーの実力と水準が高くなった」と語る。

一方、国内プロサッカーは2013年の正規リーグとFAカップ「2冠王」に上がった浦項スチロースが去年から緊縮政策を選び、傭兵なしにシーズンをこなすなど、各チームが全般的に運営投資をいやがっている。

投資に消極的になった結果は、平均年俸にそっくりそのまま反映される。去年、中国スーパーリーグの平均年俸が550万人民元(約10億ウォン)に達した一方で、Kリーグクラシック(1部リーグ)は約1億4600万ウォンにとどまった。

韓国選手が中国プロサッカーのユニホームを着れば、年俸は最小10億ウォンは保障されると伝えられた。選手の立場からは金と名門リーグ進出機会の「二兎」を逃す理由はないと言える。

選手らが巨額を手に握ると同時に名門リーグに向かう足場を用意するという点は肯定的だが、問題は韓国プロサッカーの根がぐらつくという点だ。

専門家らは「タイはサッカー熱気が世界のどこにも劣らないが、自国リーグをそまつに待遇した結果‘弱体’に転落したし、メキシコはがっちりした自国リーグのおかげでワールドカップ16強の‘なじみ客’となった」とし、「有能な選手がKリーグに魅力を感じられない場合、国際大会で良い成績をおさめられないだけでなく、韓国サッカーの根が消えることもありうる」と指摘した。
  • 毎日経済_チョン・ソクァン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-01-06 17:13:09