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ヤンキース7年・1482億「拒絶」…秋の失敗か、自信感か


秋信守(チュ・シンス、31)とエージェントのスコット・ボラス(61)の致命的な失敗として残るだろうか。

「年俸ジャックポット」を狙うチュ・シンスが「帝国」ニューヨーク・ヤンキースの入団提案を拒絶したと伝えられた。米ヤフースポーツは19日(韓国時間)、「チュ・シンスがヤンキース側の7年・1億4000万ドル(約1482億ウォン)の契約提案を拒絶した」とし、「ヤンキースはチュ・シンスの獲得に失敗したことから、代案としてカルロス・ベルトラン(36)を3年・4500万ドルで獲得した」と報道した。

ヤフースポーツ報道によれば、チュ・シンスが提議を受けたのはヤンキースが今回の自由契約選手(FA)市場で2順位として挙げられたジャコビー・エルズベリー(30)を7年・1億5300万ドルで獲得した直後だ。エルズベリーとベルトランを獲得した時期が、それぞれ去る4日と7日という点を勘案すれば、チュ・シンスがヤンキース側から契約提議を受けたことは去る5~6日というわけだ。全世界の野球選手なら誰もが夢見るというヤンキースから、本人が目標として立てた条件を飛び越える契約条件を提示したのにこれを断ったのは、結局チュ・シンスは「7年・1億4000万ドル」以上の契約を狙うと見ても差し支えないだろう。

問題は時期が遅くなるほど「失敗」として残る可能性がますます高くなるという点だ。

当時はヤンキースを含めてテキサス・レンジャーズやデトロイト・タイガースなど、チュ・シンスを狙うチームがあまりに多かったおかげで、チュ・シンスが有利な契約を引き出す可能性は高かった。しかし大部分の球団が2014年のシーズン構想を終えたことから現在、チュ・シンスを狙っているチームは有力な行き先であるテキサスと、リビルディングに出たヒューストン・エストロスだけという分析だ。

現在、テキサスは「チュ・シンスより日本人投手の田中将大獲得が最優先」として、チュ・シンス獲得戦から退いた格好をとっている。これによって、契約総額のうちから5~10%を手数料として受け取るボラスが度を越して欲ばったのではないかと言う話も出ている。

事実、2012年シーズンが終わってボラスは、本人がエージェントを引き受けているマイケル・ボーン(31)の契約過程で度を越した欲を出したために「年俸ジャックポット」をもたらしてやれなかったことがある。今年2月まで所属チームをさがせなかったボーンは、結局クリーブランド・インディアンスと4年4800万ドルに「やむを得ず」はんこを押した。

もちろんチュ・シンスとボラスが「年俸ジャックポット」に対する自信感を持つだけの根拠は十分ある。

現在、移籍市場に残った「大型外野手」はチュ・シンスだけだ。外野手獲得に血眼になったテキサスが、チュ・シンス「半額」レベルのネルソン・クルーズ(32)獲得に積極的ではないことも、結局はテキサスがチュ・シンスに巨額を掴ませる可能性を高める要因のうちの一つだ。
  • 毎日経済_チョン・ソクァン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2013-12-19 17:33:11




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