アン新党推進委員会の人選…大物いなかった


アン・チョルス無所属議員の新党創党準備機構である‘国民とともに新政治推進委員会’(以下、新政推)の共同委員長としてハンドクメディア大学院大学のパク・ホグン総長、ユン・ヂャンヒョン光州ビジョン21理事長、キム・ヒョソク元民主党議員、イ・ゲアン前ヨルリンウリ党議員などが8日、任命された。しかし共同委員長に大物級の人士や新しい人物は見当たらないという評が多い。

アン議員はこの日の記者会見で「複雑な社会問題を解決するには、いくつかの理念や価値観が融合されなければならない」と明らかにした。アン議員はまた、「新政推は公開的・積極的に人材を集めて政策を練り、国民の声に耳を澄ます実務機構」であると付け加えた。新政推の性格を人材への解放と政策コンテンツ開発として規定したわけだ。

とは言え、政治圏では委員長団構成を前にして、来年6月の地方選挙のためという分析だ。首都圏とホナム(湖南)地方に集中するという‘アン・チョルス新党’の目標地点を再確認した人選というわけだ。

まずイ・ゲアン前議員は野党圏から2006年にカン・グムシル前法務部長官、2010年にハン・ミョンスク(韓明淑)議員とソウル市長候補を前にして競争していた人物である。パク・ホグン総長は2006年にヨルリンウリ党の仁川市長の有力候補に名前が挙がっていた。ユン・ヂャンヒョン理事長とキム・ヒョソク前議員は粘り強くクァンジュ(光州)市長とチョルラナムド(全羅南道)知事候補として挙げられており、本人たちも否定していない。これに対してアン議員は「(地方選挙を)念頭に置かなかった」と線を引いた。しかし新政推関係者は、「必要であれば出馬する可能性もある」と余韻を残した。

また政治圏は、アン議員の政治勢力化の限界だけを再認識させてくれた‘期待以下の人選’という雰囲気が広まっている。セヌリ党のユ・イルホ代弁人は、「国民の積極的参与を呼びかけて門戸を開放すると言ったが、それが各党から脱落した政治志望者らのもう一つの離合集散にならないことを願う」と批判した。セヌリ党のユン・サンヒョン院内首席副代表は「(アン議員は)まだ靄(もや)の政治をしている」と指摘した。

民主党は、表面上は牽制球を放ったものの、内心安堵する雰囲気だ。パク・ヨンヂン民主党の代弁人(スポークスマン)は公式ブリーフィングで、「民主党とアン議員側が革新競争を通じて新しい政治の章を開いていくように努力すること」としながらも、「新しい政治をするという意味を野党圏の分裂なく達成することができることを願う」と牽制球を飛ばした。民主党の議員らの酷評も続いた。首都圏初当選議員は「キム・ヒョソク、イ・ゲアン前議員とソン・ホチャン無所属議員すべてが民主党の脱党派で、過去の‘渡り鳥政治’と何が違うのか」と指摘した。

けっきょく新政推が序盤の推進力を得るためには‘人材への解放は難しい’という世間の評価を払拭させることが優先されなければならない。現在、新党行きを宣言したチョ・ベソク、ソン・ビョンリョル、リユ・グンチャン前議員らより大物と若手人事の輸血が至急だということだ。しかし、アン議員はこの日も「良い方々であるほど迎えるのがとても難しく、十分に互いの考えを知っていく過程が必要だ」とし、「継続発表が出るだろう」という立場だけを明らかにした。
  • 毎日経済_チェ・ヂョンウォン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2013-12-08 18:07:06