「ドンペリドン」産婦人科で8万件処方される

授乳する母親・新生児の心臓に問題起こす可能性 

母乳を授乳する母親が服用すると、母親だけでなく新生児にも心臓問題の発生の恐れがあり、医薬品安全当局が処方に注意するように強く警告した薬が、警告後でも産婦人科で7万8000件も処方されたことが分かり、議論が起きている。

国会の保健福祉委員会は7日、健康保険審査評価院の「産婦人科のドンペリドン処方現況」資料を分析した結果、このように調査されたと明らかにした。

ドンペリドンは悪心や嘔吐の症状の緩和に使用される胃腸管運動促進制だ。この薬を投薬した後、母乳を授乳すれば母親と新生児に副作用、特に心臓問題の発生の恐れがあり、食品医薬品安全処は妊婦や妊娠している可能性のある女性に服用を禁止し、この薬を服用している女性には授乳を禁止した。

食品医薬品安全処は、2015年1月には許可事項を変更し、事実上母乳を授乳する母親はこの薬を飲ませないようにした。このように食品医薬品安全処が処方しないように事実上は禁止したにもかかわらず、全国の産婦人科で2015年3月から12月までの10カ月間で7万8361件が処方されたことが分かった。

ドンペリドンはすでに2004年6月、米国食品医薬品局(FDA)が急性心臓死などの副作用が深刻だと判断して生産および販売を禁止した。しかし国内では1989年に初めて発売されて以降、現在までに59社で79品目のドンペリドン成分を含有した医薬品を製造・販売しているなど、広範囲に使われている。
  • 毎日経済デジタルニュース局 パク・ソヒョンインターン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2016-10-07 09:45:08