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セウォル号、教え子を救った女性教諭、54日ぶりに発見

7歳のチョ・ヨセプ君、父母・兄が天国へ 

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セウォル号沈没当時、自身をかえりみず学生らのために犠牲になった女性教諭が54日ぶりに家族のもとに帰ってきた。汎政府事故対策本部は8日午前10時35分頃、セウォル号3階の中央食堂で収拾された女性の遺体のDNA鑑識の結果、檀園高校のユ・ニナ教諭(28・日本語)だと確認されたと明らかにされた。民間軍の合同救助チームはこの日、3階船首の隔室と食堂の捜索作業を進行する過程で、食堂の椅子の下にいるユ教諭を発見した。

生存者の証言などによると、檀園高校2年1組の担任であるユ教諭は、去る4月のセウォル号の事故当時、比較的脱出しやすい5階の操舵室裏側の部屋にとどまっていて船が大きく傾くなり、階段で4階に下りて行った。担任を引き受けた1組の学生のほとんどが、4階裏側の多人室にいたからだ。

彼女は教え子たちの名前をのどが裂けんばかりに呼びながら待避させた。気が気でない努力により、ユ教諭が引き受けたクラスの学生たちは、10クラスのうち最も多い19人が救助された。しかし、肝心の本人は惜しくも戻ってこれなかった。そのような中、家族で済州島旅行に出かけてセウォル号沈没当時、一人で救助された話が知らされていたチョ・ヨセプ君(7)の家族合同遺体安置所が去る7日、新村セブランス病院の葬儀場に設けられた。チョ君の兄(11)と母親(44)の遺体は4月18日と22日に発見され、父親(44)の遺体はセウォル号沈没海域から40.7kmほど離れた全羅南道新安郡黒山面每勿島の近隣海上で去る5日、発見された。

遺体安置所に順に置かれた父親と兄・母親の遺影を明るい顔で眺めるチョ君の姿は、周囲の人たちをさらにやるせなくさせた。一番小さいサイズの喪服ですらずり落ち、何度かに折って着て明るく笑っていたチョ君は、弔問客らがたて続けに自分を抱きしめて泣きそうになるなり、たちまち表情が固まったりもした。

チョ君の母方の叔父であるチ・ソンジンさん(47)は、「ヨセプは家族が天国に行って、天国はいいところだからよかった程度にしか分かっていない」とし、「家族の死を幼い甥にどうやって説明するべきかが一番大きな宿題だったのに...」と語尾を濁した。
  • 毎日経済_珍島=ウォン・ヨファン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2014-06-08 18:16:27