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カネボウ美白化粧品、白斑症の症状で販売製品回収

アジア市場に販売した45万個の美白化粧品を全量回収 

  • カネボウ美白化粧品、白斑症の症状で販売製品回収
今年一年、化粧品成分に関する関心が熱かった。その中でも日本の化粧品ブランド「カネボウ」の美白機能性化粧品を購入した消費者が白斑症を訴え、問題になった。今年7月、食品医薬品安全処と外信はいっせいにカネボウ美白化粧品の回収を報道しながら論難が拡散した。

美白、危険な誘惑

カネボウが2008年に発売した美白化粧品は2013年4月まで436万個が流通されたが、このうち39人が肌に斑点が生じたような白斑症の症状をみられたと集計された。白斑症とは、メラニン細胞の破壊により肌の表面に白色の斑点があらわれる症状で、後天的脱色素性の疾患だ。皮膚科専門医と化粧品業界では、今回の事件の原因を化粧品成分中の「ロドデノール(4HPB)」が問題であると推定している。

美白が残した傷

日本のカネボウ化粧品本社は、白斑症の症状が報告されるなり日本と韓国などアジア市場で販売した45万個の美白化粧品を全量回収した。韓国では今年7月、カネボウ化粧品の輸入会社であるクムビ化粧品が、肌異常を引き起こす憂慮がある製品1万個余りを自尽回収した。

10月には外信「ザ・ジャパン・タイムズ」が日本のカネボウ化粧品の美白化粧品使用後、白斑症を訴える被害者は合計15,192人と集計されたと明らかにした。10月13日まで日本で調査されたところでは、5,200人の被害者が3か所以上・最小5cmの患部をもっていた。5,200人のうち956人は顔や手などに患部が広く広がり、被害症状が深刻であることが明らかになった。

これに対し、日本のカネボウ側は6,746人は上の被害者よりあまり深刻でない後遺症を訴えており、3,246人はすでにほぼ回復したと明らかにしたりもした。一方、国内被害者の規模は正確に集計されておらず、被害者とカネボウコリアは互いに異なる立場を打ち出している。

美白後遺症、責任は誰が?

11月、ある媒体は国内カネボウ側が白斑症を訴える被害者を対象に個人別面談を進行して以降、適切なラインで補償金支給を決定していると報道した。しかし、被害者の補償金支給過程で正確な金額算定基準がなく、途方もなく少ない額数を提示しているとして問題を提起したりもした。

これによりカネボウコリア側は、「現在まで当社で集計された消費者の問い合わせは大略29件と把握している。今回の回収対象製品は2010年から販売され始め、2013年3月以降、販売が中止されており相当量が消尽したものとみている」と明らかにした。また、カネボウコリアは「医療陣の診断を経て対象製品を使用する顧客のうち、肌の副作用が発生したと確認される場合は会社が治療費・交通費などを負担している」と革新的な回答をだした。
  • MKファッション_イ・イェウォン記者 / 写真_NHKWORLD
  • 入力 2013-11-29 09:40:44




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