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コリアナウ > 社会 > 韓国の「電子足輪」 性暴力犯、殺人犯に続き強盗犯まで拡大
性暴力犯、殺人犯にのみかけられていた「電子足輪」が強盗犯にまで拡大される。
法務部は「特定犯罪者に対する保護観察および電子装置付着などに関する法律」改正により、来る19日から電子装置(電子足輪)付着対称を強盗犯まで拡大施行すると16日明らかにした。これにより、強盗罪で実刑を宣告され、刑終了以後10年以内に犯行を再び犯したり、2回以上、常習的に強盗をした場合、強盗罪で電子足輪をつけられた人が、また犯行を犯した場合、電子足輪に処する。
今までは殺人犯、性暴力犯、未成年者誘拐犯などに対してのみ電子足輪をつけてきた。米国、フランス、ニュージーランドなどは殺人や性暴力だけでなく、強盗など大部分の凶悪犯罪に対して電子監督を実施している。
法務部は今回の電子足輪の対象拡大で、犯罪予防および抑制効果がより大きくなるとみている。実際に電子監督制度実施以後、5年間、性暴力犯の同種再犯率は施行前の14.1%から1.5%に9分の1水準で大きく減少した。
法務部は今回の拡大施行で電子足輪の対象者が今年末までに2600人に増加し、翌年末までに3000人を超えるものと展望した。法務部によると2008年9月、電子足輪制度の施行以後、電子足輪を付着した人員は合計3845人だ。現在電子足輪を付着している対象者は、合計1885人(6月16日基準)であり、このうち性暴力犯は1561人、殺人犯は321人、未成年者誘拐犯は3人だ。
法務部のファン・チョルギ犯罪予防対策局長は、「強盗犯は性暴力犯罪につながる可能性が多く、他の犯罪に比べてとびきり高い再犯率と緻密な計画のもとで行われる特徴がある」とし、「電子足輪の付着による再犯抑制効果がかなり大きいだろう」と説明した。