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ソウル、世界で2番目に空気が悪い…なぜ?


  • ソウル、世界で2番目に空気が悪い…なぜ?

21日、ソウル市中区南山の筆洞(ピルトン)から会賢洞(ヘヒョンドン)につながる南山遊歩道には、春の気配を満喫しに乗り出した熟年の散歩客の足が早朝から続いた。しかし、ほとんどの市民は「ミセモンヂ(微細塵)」遮断機能のある「黄砂(ファンサ)マスク」で顔を半分隠した姿だった。

会賢洞に暮らす住民のヤンさん(仮名・72)は、「登ってきてから30分ほどになったが、気のせいなのかマスクをしていても喉がガラガラする。目も少しヒリヒリするし、早く降りようと思う」と語る。南山タワー近くの頂上付近から見た漢江の橋もぼやけて、見えるか見えないかというほどだった。

先週末に始まった微細塵特報が三日間続いた21日午前、ソウルの空気の質が世界主要都市の中で2番目に悪かったことが分かった。世界の大気汚染の実態を監視する多国籍コミュニティ「エアビジュアル(AirVisual)」によると、同日午前7時(韓国時間)の時点でソウルの「空気品質インデックス(AQI/Air Quality Index)」は179で、インドのニューデリー(187)に続き、世界の主要都市の中で2番目に大気汚染がひどかった。大気汚染の深刻さで有名な中国の北京(160)よりも空気の質が悪かった。エアビジュアルのAQIは大気中の超微細塵(PM 2.5)、微細塵(PM 10)、一酸化炭素(CO)、二酸化窒素(NO2)、二酸化硫黄(SO2)、すす(black carbon)などの汚染物質の量を総合して算出する指標で、数値が高いほど大気汚染がひどいという意味だ。

前日の午後一時、エアビジュアルの基準でAQI 214を記録していたソウルは、この日の午前2時の時点で超微細塵濃度は1立方メートルあたり166マイクログラムにまで急上昇し、今年に入って最悪の状態を示した。粉塵濃度は151以上ならば「非常に悪い」に分類され、AQI値が200以上ならば「深刻な汚染」に分類され、健康に危険な段階だと認識されている。

北京よりも微細塵の濃度が高くなっている現象について、光州科学技術院のパク・ギホン教授は、「気流が北西風だったし、わが国の大気が停滞して粉塵濃度が高くなっている」とし、「粉塵濃度は大気の循環条件に影響を受けるため、微細塵の発生地である中国からの風が多く吹いて大気拡散が円滑ならば、大気の停滞したソウルが微細塵の濃度がさらに高いことはありうる」と説明した。このように、微細塵への懸念が大きくなるやいなや環境部は飛散ほこりなど、国内汚染源の低減のために工事現場や事業所など、微細塵を多く排出する3大核心現場の点検を強化し、都心と学校街のディーゼル車のばい煙取り締まりも強化することにした。

環境部は21日、政府世宗庁舎でのブリーフィングを通じて、「昨年11~12月の建設工事現場8759ヶ所の飛散ダストの管理実態を集中的に点検した結果、汚染の発生を抑制するための措置基準などに違反した事業場533ヶ所(違反率6.1% )を摘発した」と明らかにした。違反事業場に対しては改善命令215ヶ所、警告200ヶ所などの行政処分とともに、128件の告発と203件の過料賦課(総1億2900万ウォン)の法的措置を取った。

特に告発措置されて罰金以上の刑を宣告を受けることになる建設会社は、官給工事への入札参加資格の事前審査時に、環境分野の信頼度評価で減点されるように措置する計画だ。

環境部は工事現場の飛散ダストのほか(高硫黄含有の)高黄油の不法使用や違法焼却など、微細塵を多量に排出した3大核心現場10000か所(建設工事現場9000ヶ所・事業所は1000ヶ所)を特別点検する計画だ。また、4月までに首都圏の学校密集地域206ヶ所を対象にディーゼル車の煤煙を取り締まり、道路汚染物の集中掃除も実施する。環境部はこれとは別に、21日の洪栄杓(ホン・ヨンピョ)議員の大気環境保全法の改正案発議にしたがって、これまでの超微細粉塵(PM 2.5)を微細塵と呼んでPM 10は浮遊塵に、用語の改正を推進する計画だと明らかにした。
  • 毎日経済_イ・スンユン記者/ヤン・ヨンホ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2017-03-21 18:04:14