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オバマ前米大統領が訪韓、文大統領と面談…「韓米同盟全幅支持」


  • オバマ前米大統領が訪韓、文大統領と面談…「韓米同盟全幅支持」
△写真=文在寅(ムン・ヂェイン)大統領が3日午後、青瓦台本館でオバマ前米大統領と握手している。オバマ氏の訪韓は朴槿恵大統領(当時)との会談のために韓国を訪れて以来の3年2カ月ぶりだ。 [写真提供=青瓦台]

文在寅(ムン・ヂェイン)大統領は韓・米首脳会談を終えて帰国するやいなや、3日にオバマ前米大統領と歓談した。ムン大統領とドナルド・トランプ米大統領との間の会談で、両首脳はオバマ前大統領の対北韓政策である「戦略的忍耐」を失敗した政策として規定した。

オバマ前大統領としては、ムン大統領とトランプ大統領が自分の対北政策を批判した直後にムン大統領と面談をすることになったわけで、雰囲気は多少気まずいのではないかという展望が出された。しかし、オバマ前大統領は北韓の核問題解決のための今回の韓・米共助に、超党派的な支持を送ることをムン大統領に約束した。

尹永燦(ユン・ヨンチャン)青瓦台国民疎通首席は3日、春秋館のブリーフィングで「ムン大統領とオバマ前大統領が今日の午後に会って40分ほど歓談した」と明らかにした。

ユン首席によると、ムン大統領はこの日オバマ前大統領に会った席で、今回の韓・米首脳会談の結果を紹介して助言を求めた。ムン大統領は「トランプ大統領に会って韓米同盟をさらに強化させることにするなど、期待以上の成果を収めた」とし、「韓米同盟がさらに発展できるように、オバマ前大統領の助言を望む」と語った。また、ムン大統領は「北韓の核とミサイル問題を解決するために制裁と圧迫は行うが、対話を並行することで合意した」とし、「今は北韓が対話の門に乗り出せる最後の機会になるだろう」と強調した。オバマ前大統領はこれに対して、今回の韓・米首脳間の合意に対して超党派的な支持の意思を明らかにした。

先月30日、米ワシントンで開かれた韓・米首脳会談でトランプ大統領は、オバマ政権当時の対北政策である「戦略的忍耐」を失敗した政策として規定した。ムン大統領も「戦略的忍耐は終わったとトランプ大統領は直接言及したが、私も結果的にこれは失敗したと思っている」とし、「圧倒的な強さの優位性があればこそ対話と平和も可能で、そのような点から韓米連合の防衛能力と韓国軍の自主防御能力は強化されるべきだ」と共感を示した。

「戦略的忍耐」は前任のオバマ政権がしばらくのあいだ維持した対北基調で、相手を軍事力で制圧することができるにもかかわらず、挑発を徹底的に無視する方式で利益を追求することを意味する。

しかしこの日、ムン大統領に会ったオバマ前大統領は「現在、米国では与野をはなれて韓米同盟に対して超党的であり全幅的な支持を送っている」とし、「韓国に対する米国民の支持があり、韓国僑民たちの強力な支持があるだけに、韓・米関係はさらに強固になるだろう」と明らかにした。

続いてオバマ前大統領は、「私が最も尊敬するリンカーン大統領は、国民の支持があればできないことはないとした」とし、「多くの韓国民がムン大統領の成功を祈願しているだけに、大統領は国民の期待を充分に満たすことだろうと思う」と成功を祈ることばをかけた。

オバマ前大統領は前日、夫人のミシェル・オバマ夫人とマリア・オバマ、サーシャ・オバマの二人の娘とともに、朝鮮日報が主催した第8回アジアリーダーシップコンファレンス(ALC)に出席するために入国した。
  • 毎日経済 オ・スヒョン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2017-07-04 02:35:06




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