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住民登録番号、50年目にして最初の変更者


  • 住民登録番号、50年目にして最初の変更者
金融監督院のホームページと全く同じに見えるインターネットサイトに自身の住民登録番号と携帯電話番号、預金口座番号などを入力してしまい300万ウォンの財産被害を受けたAさんは、今年5月30日から住民登録番号の変更が可能だというニュースを聞いて変更を申請した。

結局Aさんは、今回に住民登録番号の変更が最初に許可された9人のうち1人になった。

住民登録番号の流出により、Aさんのようにボイスフィッシングや名義盗用被害を受けた9人に対して住民登録番号の変更を許可する決定が下された。1968年に住民登録番号が付与され始め、50年で初めてのことだ。

これまで、誤記や家族関係登録事項の変動(出生日・性別など)による訂正以外の住民登録番号の変更が許可されたケースは無かった。

住民登録番号の変更が許可された理由は、ボイスフィッシング(ファーミング含む)の被害が4件で最も多かった。名義盗用による財産被害が3件で後に続き、家庭内暴力の被害も2件だった。

家庭内暴力の被害は住民登録番号が知られているため、居住地を移しても被害を継続的に受けるケースだ。実際に申請者のBさんは、21年間のあいだ事実婚関係にあった夫から常習的に暴行にあった末、娘と一緒に家を出て隠れて生きることを望んだが、住民登録番号を知っている夫がずっとBさんを探してくるために住民番号の変更を申請した。

住民登録番号の変更は遅滞なく行われる予定だ。行安部住民登録番号変更委員会が引用決定を下し、これを申請人の居住地方自治体に通知したら該当自治体は既存の住民登録番号から生年月日と性別の表示桁を除いた残りの部分を修正し、新しい住民登録番号を付与することになる。

住民登録番号が変更されると福祉、税金、健康保険などに関する行政機関に自動的に通知される。

今回に審査をした16件は500件以上の変更申請の中で一部にすぎない。今後、政府は住民登録番号の変更に対して迅速かつ公正な審査を進行すると明らかにした。

ホン・ジュンヒョン住民登録番号変更委員長は「今回の決定で、住民登録番号の流出により被害を受けた国民の不安感が大幅に解消されるものと期待している」とし「今後もより迅速かつ公正に審査・議決が行われるように努力する」と伝えた。
  • 毎日経済 チェ・ヒソク記者 / 写真=MBN放送画面キャプチャー | (C) mk.co.kr
  • 入力 2017-08-09 17:46:12




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