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食薬処、生理用ナプキン全製品に有害性調査を実施


◆ 生理用ナプキン、波紋拡散 ◆

ケックタンナラ(Klean Nara)社は24日、生理不順などの副作用論難が起きている生理用ナプキン「リリアン」ブランドの生産を暫定的に中止することにした。前日に払い戻し措置を発表しただけに科学的な疫学調査を見守る計画だったが、この日の最高幹部会議で「社会的責任を果たすために生産中止するべきだ」と電撃決定したと伝えられた。

ケックタンナラの高位関係者は「今日からリリアン生産ラインの稼動を中断した」とし、「いつまで生産を停止するかは決まっていないが、まずは食品医薬品安全処(食薬処)の調査結果を見守らなければならないだろう」と話した。

このことから、ケックタンナラは年内のリリアン生産再開は不透明になり、会社全体の売上げにも影響は避けられないと見られる。

リリアンは柳韓キンバリーの「ホワイト・チョウンヌッキム」(48%)とLGユニ・チャームの「ボディフィット・SOFYハンギョル」(22%)に次いで、国内生理用ナプキン市場で20%を占めている。同社の関係者は「消費者に不便とご心配をおかけして申し訳なく思っている」とし、「韓国消費者院に製品の安全性調査を依頼し、今後は食品医薬品安全処の調査にも積極的に応じるつもりだ」と明らかにした。この関係者はまた、「早急に疫学関係が明らかになることを望んでおり、結果が出ればそれにともなう社会的責任を果たすつもりだ」と付け加えた。

食品医薬品安全処もこの日、市中の生理用ナプキンブランドの全数調査に乗り出すと電撃発表した。全数調査に対する消費者の要求が激しくなるやいなや、「リリアン」に限って調査するというこれまでの発表を3日目でくつがえした訳だ。

食品医薬品安全処の関係者は「消費者の不安を解消するために可能な限り迅速に全数調査を実施し、生理用ナプキンに含まれる有機化学物質の有害性有無を調査する計画だ」と話した。

先立って女性環境連帯はこの日に声明を出し、「三日間で特定ブランドに起因する生理用ナプキンの副作用情報の提供が約3000件に達した」とし、被害女性の健康疫学調査と生理用ナプキンのさまざまな有害化学物質の調査、市販の生理用ナプキンの全数成分調査などを食品医薬品安全処に要求した。
  • 每日経済 ソ・チャンドン記者
  • 入力 2017-08-24 20:28:05




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