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大流行ダビング動画アプリ「Kwai」に注意…勝手に広告に使われ脱退機能なし


  • 大流行ダビング動画アプリ「Kwai」に注意…勝手に広告に使われ脱退機能なし
ソーシャルメディアでダビング動画アプリの「Kwai」が旋風的な人気を集めている。一部の芸能人がこのアプリを利用して可愛かったり面白い短い動画を作って公開すると、ネットユーザーたちも相次いでKwaiブームに参加している。しかし、YouTubeの広告に本人も知らないうちにコンテンツが利用されたり、脱退をしたくてもできないなどの不満も続出している。

Kwaiはドラマ・映画・広告などに出てくる有名なセリフをユーザーが再演してみることのできるダビングアプリだ。

声や表情、BGMなど様々な効果を利用できる上にユーザーがどのように演じるかによって同じセリフが異なって演出されるため、ネットユーザーの間ではこのアプリは隠してきた才能を発揮する場として活用されている。IUやスジ、ソルリなどの人気芸能人がインスタグラムに投稿した動画はそれぞれの再生数が数百万回を記録するほどだ。

しかし、該当のアプリをインストールするとき不必要な規約に本人も知らないうちに同意する可能性があり、注意する必要があるとの指摘が提起された。

最近、あるネットユーザーはオンラインコミュニティに「最近流行のKwaiアプリむやみに使ってはいけない理由」という記事を掲載した。本人をKwaiユーザーだと明らかにしたネットユーザーは自分を「YouTube広告に登場した人」とし「Facebook、YouTubeに登場したことにより『会ったら殴ってあげたい』『殺す』などの悪口をたくさん言われた」と話した。

この人物は「Kwai製作者になぜ許可なく私の映像を利用したのかと聞いてみたところ『最初にアプリをインストールするときに(自分の動画を使用してもいいと)同意している』と言われた」と明かした。

Kwaiアプリをインストールして登録する過程で、小さくかすんだ文字で「(規約に)同意した後は該当サービスの利用規約および個人情報の処理方針に基づいて情報が管理される」と書かれている。この項目に同意しない場合は最初からアプリ自体を利用することができない。また、Kwaiは中国企業で詳細な規約については韓国語ではなく英語で書かれている。さらに利用規約は一般的に小さな活字で複雑に表記されており、加入者は内容をきちんと読まない場合が多い。

問題が浮上すると去る27日、Kwai側は公式フェイスブックページを介して謝罪した。Kwai KOREA側は「広告代理店と一緒にYouTubeの広告を行っているときに映像撮影当事者の同意を得ずに広告を使用した点を発見した」とし「この映像の広告執行を全面中断し、関連するユーザの肖像権の使用に関する規約も削除した」と明らかにした。続いて「問題が発生してから専門エージェンシーを通じて許可された素材の提供を受けて広告を行っており、ユーザの同意なしに動画を絶対に使用していないことを明らかにする」と付け加えた。

会社側はまた「脱退の項目がない」というユーザーの不満について、「サービス脱退の機能は開発中だ」とし「脱退機能が完了するまでもしも退会を希望する場合は顧客センターや電子メールでIDと個人ページキャプチャを送信してほしい。確認後に脱退処置を行う」と説明した。

Kwaiのこのような不当な規約・サービスを法的に制裁することは難しいようだ。弁護士Aさんは「Kwaiは中国企業で国内ユーザーに不合理な条件を提示していても韓国の企業のように規約の無効や過料の賦課などの処罰が難しい」と話した。
  • 毎日経済 キム・ジヘ記者 / 写真=IUのSNSキャプチャ | (C) mk.co.kr
  • 入力 2017-10-30 16:01:15




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