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ソン・フンミン対シルバ…12月の選手「俺のことだよ」


イングランド・プレミアリーグ(EPL)事務局は、まい月「今月の選手」と「今月の監督」を選定して褒賞する。 1994年8月にこの賞が制定された後に3回以上受賞した選手は17人だが、現役ではウェイン・ルーニー(エヴァートンFC)とハリー・ケイン(トッテナム・ホットスパーFC、以上5回)、セルヒオ・アグエロ(マンチェスター・シティFC、4回)、アシュリー・ヤング(マンチェスター・ユナイテッドFC、3回)までの4人だけだ。 EPL進出3シーズンぶりに彼らの隊列に上がろうと挑戦するソン・フンミン(トッテナム・ホットスパーFC)がどれほど早く成長しているかを知ることのできる一面だ。

昨年9月と今年4月、1シーズンに2回もこの賞を受けたソン・フンミンは、ついでに12月の主人公も狙ってみたい。

まず、雰囲気は悪くない。ソン・フンミンは14日(韓国時間)、ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンとのゲームで2対0の勝利を作るヘディングゴールを決め、熱いゴール感覚を誇示した。 3日のワトフォード戦と10日のストーク戦に続くリーグ3試合連続ゴールであり、欧州サッカー連盟(UEFA)チャンピオンズリーグまで含めると4試合連続のゴール行進だ。英国のスポーツメディア「スカイスポーツ」が付けるEPLパワーランキングでも、いつの間にか6位まで上った。

しかし簡単に得られる賞ではないはず。ソン・フンミンが「今月の選手賞」を手にするためには競争相手を超えなければならない。 13得点で1位を疾走している「エジプトの王子」モハメド・サラー(リバプールFC)、「突撃隊長」リヤド・マフレズ(レスター・シティFC)などのそうそうたる選手たちも無視できないが、まずはこの週末に対戦するマンチェスター・シティ、その中でも特にスペイン出身でベテランのMFダビド・シルバに勝ち抜かなければならない。

シルバは15連勝でEPL最多連勝記録を作り、先頭を疾走するマンチェスター・シティの中心だ。 170センチの低い身長の小型な体つきにもかかわらず、簡潔なドリブルと正確なパス力を備え、現地のファンたちに「マーリン(アーサー王のウィザード)」というニックネームを得た選手がまさにシルバだ。シティーの大ファンとしてよく知られている世界的なロッカーのノエル・ギャラガーが、「シルバなら妻と寝てもいいよ」とまで言ったほどだから、彼に対するシティーファンの支持がどれほどのレベルなのかは言うまでもない。シルバは昨シーズン4ゴールと前々シーズン2ゴールで、直接シュートを多発するタイプではないが、パスだけは世界最高水準という評価を聞く。今シーズンのアシスト1位(8本)でも彼の名前が上がっている。

とは言え、そんな彼が今年の12月に入って4ゴールを爆発させて注目を集めている。シルバ本人は「1ゲーム1ゲームを勝つために前進するだけ」だとして記録には大きな関心がないと言うが、イングランド代表ストライカー出身のBBC解説委員アラン・シアラーは、「われわれはシルバの魔法を見ている」と評し、やはりイングランドのストライカーだったゲーリー・リネカーも「夜なべして見る価値のある選手だ」と絶賛したほどだ。

結局、このままシティーの連続疾走が続くならば、最も有力な選手はシルバだ。ソン・フンミンとトッテナムがこの週末の勝利を切望するしかないわけだ。幸いなことは、トッテナムはマンチェスター・シティーを相手に強気を見せてきたという事実だ。

昨シーズン、トッテナムはシティーを相手に1勝1分けとなった。当時も無敗行進を続けていたシティーに最初の敗北をもたらしたチームがトッテナムであり、ソン・フンミンもまた2対2の引き分け試合でゴールを決めたことがある。

これを覚えているソン・フンミンは英国のラジオ「トークスポット」とのインタビューで、「サッカーは11人対11人で戦う。ボールは一つで、すべての選手が足を2本持っている」とし、「15連勝を走っているシティーの負担感はより大きいだろうから、われわれプレイをしながら楽しめば勝つことができる」と自信を表わした。
  • 毎日経済 イ・ヨンイク記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2017-12-15 16:55:32




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