空車なのに助手席に人が…タクシー運転手が妻を乗せて走る理由


助手席に妻を乗せて走るタクシー運転手の話がネットユーザーの注目を集めている。

ネットユーザーのAさんは最近オンラインコミュニティに「空車の表示があってタクシーに乗ったのに助手席に人が座っていた」という内容の文を投稿した。Aさんが驚くとタクシー運転手は「空車だ」とし「(助手席に座っている人は)家族だ」と説明した。

後部座席に乗ったAさんはその時初めて助手席の後ろに貼られたメッセージを読んだ。そこには「前の席に座っている人はアルツハイマー病(認知症)を患っている私の妻です」とし「どうかご理解を」と書かれていた。

Aさんは目的地に移動するまでの短い時間、夫婦の会話に耳を傾けた。

夫は妻に「洗濯物を干してくるべきだった」とし、「あなたが洗って干してくれるか」と話した。これに対して妻は分別がない子供のように「イヤ」だと強く答えた。夫は携帯電話の待機画面になっている孫の写真を妻に見せながら「サンタが何日にプレゼントをくれるかな」と尋ねたりもした。

Aさんは「この老夫婦の姿を見ていて、どんなに憎くて別れる別れないと話していても、一生を老いながら私の横に残るのは宿敵のような夫だと感じた」とし「わけもなくあれこれと考えさせられた」と所感を書いた。
  • 毎日経済 キム・ジヘ エディター / 写真=オンラインコミュニティ | (C) mk.co.kr
  • 入力 2018-01-01 04:56:25