トップ > コリアナウ > スポーツ > 南北単一チームが渇望する「初勝利」…韓・日戦で恨を解く

南北単一チームが渇望する「初勝利」…韓・日戦で恨を解く


「チームコリア」はいまや捨て身だ。 4強進出もメダルの可能性も消えた女子アイスホッケー南北単一チームは「初ゴール」、さらには「1勝」を目標にB組予選最後の競技に乗り出す。サラ・マレー監督(30・カナダ)が率いる南北女子アイスホッケー単一チームは14日、クァンドンホッケーセンターで開かれる平昌冬季オリンピックBグループリーグ第3戦で、日本との最後の予選競技を繰り広げる。

もちろん、これは最後の戦いではない。今回の「2018平昌冬季オリンピック」の出場権を得た女性アイスホッケー代表チームは総8カ国。このうちの上位4カ国がA組になり、下位4カ国がB組に属する。 A組では1・2位がすぐさま4強に進出するが、A組3・4位とB組1・2位はプレーオフを経て4強進出チームを分かつことになる。たとえプレーオフに進出しないチームであっても、順位決定戦を通じて1位から8位までを選別しなければならないので、韓国と日本はグループBの競技後に順位決定戦でまた会うことになる見通しだ。

ただでさえライバル意識が強いのに、オリンピックという舞台であることからまさに「血闘」が繰り広げられるものと見られる。当初、日本を相手に初勝利を収めることが目標だった単一チームの選手たちは、「日本は本当に身を投げてでも勝たなければならという気持ちが強い」と口をそろえており、日本も「本当に勝ちたい」と勝負欲を隠さずにいる。オリンピックに第一歩を踏み出した韓国も、1998年に長野冬季オリンピック5戦全敗、2014年ソチ冬季オリンピック3戦全敗を記録している日本も、依然としてオリンピックの舞台では1勝が切実な目標だ。

オリンピックでは最下位を争うチームとはいえども、両チームのレベル差は存在する。日本の女子アイスホッケーの登録選手は2587人にのぼるが、韓国はわずか319人だ。歴代戦績は韓国が日本に7戦7敗を記録している。これまで日本に入れたゴールはただ1点であり、失点はなんと106点に達するほどなので、今回も容易な勝負ではない。韓国はオリンピック開催国の資格で出場権を得た後、単一チームに北韓選手を一歩遅れて合流させたが、日本は自力で2回連続の出場権を獲得した。去るソチ五輪で日本は敗北した後も笑いを失わずに、体で五輪旗を作って記念写真を撮るなど楽しむ姿を維持し、海外メディアから「スマイルジャパン」というニックネームを得たが、1勝が切実な今回は真摯な姿だ。実際、日本はスイス相手にシュート数38対18と、大きく向上した姿を見せた。スイス戦で唯一の得点を記録した久保英恵は単一のチームとの予選最終戦をめぐって、「骨がくだけるほどがんばっても勝ちたいし、勝つことができると信じている」と語った。

2007年長春アジア大会での初対決で0対29で敗れた格差は、いまや昨年2月の札幌アジア大会での0対3の敗北にまで縮まった。 2競技連続で0対8の敗北を喫した単一チームは13日、訓練の代わりに休憩を取って最後の戦いに備える。マレー監督は「日本は強いが、札幌では私たちのチームの最高の選手4人が抜けていた。その時よりも勝利する機会は多いだろう」と語った。
  • 毎日経済_イ・ヨンイク記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2018-02-14 07:20:59




      • facebook icon
      • twetter icon
      • RSSFeed icon
      • もっと! コリア