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新世界免税店の従業員に罰金…免税品代理購入で「密輸」


「ポッタリサン(行商人)」と組んで外国人が代理購入した免税品を海外から国内にこっそり持ち込み、密輸の疑いで起訴された釜山新世界免税店の従業員らが罰金刑を言い渡された。

釜山地裁刑事17単独キム・ヒョンソク判事は6日、関税法違反の疑いで裁判に渡されたA(44)氏など新世界免税店の正社員6人と、B(35)氏など販促社員6人に、最低200万ウォンから最大1000万ウォンの罰金と、600万から2億ウォンの追徴金をそれぞれ宣告したと明らかにした。キム判事はまた両罰規定を適用して、釜山新世界免税店の運営法人である朝鮮ホテルにも罰金5000万ウォンと追徴金4億1100万ウォンを宣告した。

犯罪事実を見ると、A氏とB氏は2012年から2015年まで、免税品を代理購入して欲しいという知人の依頼を受け、「ポッタリ商人」に依頼して80回にわたり、日本人や在日同胞が国内の免税店で買った免税品を、外国に持ち出した後に税関申告をおこなわず再び国内に持ち込んだ疑いで在宅起訴された。

3年あまりの間に彼らが密輸して知人や常連客に渡した免税品はグッチやディオール、カルティエ、ロレックス、アルマーニ、ホイヤーなどの高級時計や衣類を含む159点で、時価8億1000万ウォン(物品原価5億1300万ウォン)に達した。

彼らは、外国人は国内免税店で購入価格の制限なしに免税品を買って出国できるという点を悪用した。出国する韓国人は3000ドルを超える免税品を購入することができない。

このような密輸手口で、常連客は高価なブランド品を免税価格で買えたし、ポッタリ商人らは免税品購入価格の5~7%を手数料の名目で得て、当該の免税店従業員らは販売実績に応じたインセンティブを受けたものと思われる。
  • 毎日経済デジタルニュース局 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2018-03-06 15:54:43




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