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ミュージカルに生まれ変わった『容疑者Xの献身』


  • ミュージカルに生まれ変わった『容疑者Xの献身』


『容疑者Xの献身』がミュージカルとして生まれ変わった。

25日午後、ソウル市鍾路区のDCF大明文化工場1館ヴィヴァルディパークホールで、ミュージカル『容疑者Xの献身』プレスコールと記者懇談会が開かれた。劇作兼作詞家のチョン・ヨン氏、作曲家のウォン・ミソル氏、演出家のチョン・テヨン氏をはじめ全ての出演者が参加した。

『容疑者Xの献身』は、愛する女性のために完璧なアリバイを作った天才数学教師、そのアリバイを撃破しようとする天才物理学者のあいだの対決を描く。

有名推理小説作家の東野圭吾(1958~)氏の同名原作小説を土台に制作された。原作小説は2006年に直木賞を受賞し、文学性と大衆性をともに認められた。人気に力づけられて、日本では西谷弘監督が映画に作っており、韓国でもパン・ウンジン(1965~)監督が映画化して良い反応を得た。

この日、作曲家のウォン・ミソル氏は 『容疑者Xの献身』の作曲を務めることに対して、「小説や映画で先に知られている有名な作品。この作品をミュージカル化すると聞いたとき、はたして可能だろうかと悩んだ」と心配が多かったことを明らかにした。

続いて、「映画や小説の場合はその特性上、一人の人物の心理を深く追うことは難しい。楽曲を一つ一つ書きながら、人物の内面を繊細に観察できるのではないかと思う。『容疑者Xの献身』の各キャラクターと最もよく似合う音楽を書こうとした」と作曲に取り組んだ覚悟を明らかにした。

劇作と作詞のチョン・ヨン氏は、「有名な作品なので負担だが、一方で光栄だと思っていた」とし、「原作小説と日本の映画を見たときに強烈に感じたのは人間の孤独だった。正解を見つけることができない孤独な人間が、どこで慰労を得て希望を得るかが作品の基底に敷かれていると思った」と、作詞の方向を説明した。

続いて「あるシーンの中で、他の時空間が再現されている。それらが有機的に接続されて、緊張感とスピード感で持って行く。ミステリー劇の強みを生かしている」と観戦ポイントをあげた。

演出のチョン・テヨン氏は、「先に述べたように、写実的な部分と象徴的な部分が作品の中に共存する」とし、「観客が一瞬も逃さず作品に吸い込まれて、最後まで集中できる作品を作った」とし、『容疑者Xの献身』への関心を呼びかけた。

天才数学教師「石神」役にはチェ・ジェウンとチョ・ソンウン、事件の真実を暴こうとする物理学者「湯川」役にはエノク、シン・ソンロク、ソン・ウォングン、前夫を偶発的に殺害した女性「靖子」役はイム・ヘヨウン、キム・ジユが交互に演じる。 8月12日まで、DCF大明文化工場1管ヴィヴァルディパークホールで公演する。
  • 毎日経済スタートゥデイ_シン・ヨンハ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2018-05-25 17:00:11




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