トップ >
コリアナウ > 政治 > ユニオンシティのリバティ・プラザ前庭に慰安婦追悼碑、米で7番目の序幕
4日午後1時(現地時間)、米国ニュージャージー州とニューヨーク・マンハッタンをつなぐリンカーントンネルの入口に位置したユニオンシティのリバティ・プラザ市立公園。
この日、ここで除幕式を行った日本軍強制動員慰安婦碑の前でイ・オクソンお婆さんとカン・イルチュルお婆さんはとめどなく涙を流した。
第二次世界大戦時に、日本軍によって強制的に慰安婦として連れられていった思い出したくない過去の痛みを振り返りつつ、碑にお辞儀した。イ・オクソンお婆さんは、「15歳のときに日本軍に強制的に連れていかれた。慰安婦と呼ばれること自体が悔しい」とし、「この数十年間抗議してきたのに、いまだに日本政府の真正な謝罪はない」と怒った。ユニオンシティのブライアン・スタック市長と韓国人関係者や住民など、この日の除幕式に参加した200人余りの参加者は、老婆の叫びの中に粛然とした表情で碑の前に頭を下げた。
ブライアン・スタック市長は、「慰安婦問題は、このようなことが二度と繰り返されないよう、後世に教えなければならない教訓だ」と強調した。
リバティプラザには9・11貿易センターテロの時に犠牲になったユニオンシティの住民を慰霊する追悼碑が建てられている。9・11追悼碑が向かいに見える場所に建った慰安婦碑には、「第2次大戦前後に日本軍に性的奴隷として連れていかれた数十万人の韓国・中国・台湾・フィリピン・オランダ・インドネシアの女性と少女を追悼する」という銅板がつけられた。
すぐ後には慰安婦の英霊たちが蝶のように自由な魂になることを願う気持ちで、羽根を広げた蝶の形の鉄製の彫像も設置した。今回の碑はニューヨークやニュージャージー州では4番目であり、米国全域で見ると7番目だ。
この日、米国カリフォルニア州連邦地裁は、日本の極右団体の会員が「平和の少女像」を撤去してほしいとグレンデール市を相手に提起した訴訟について、「米国憲法に違反したと見ることができず、訴訟じたいが成り立たない」と却下した。