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高揚市のガソリンタンク火災…麻浦まで黒煙

「有害ガス発生、外出自粛」緊急メッセージ 

  • 高揚市のガソリンタンク火災…麻浦まで黒煙
  • 7日午前11時頃、京畿道高陽市徳陽区花田洞の大韓送油管公社京仁支社のガソリンタンクで、油蒸気爆発と推定される大規模な火災が起きた。人命被害は発生しなかった。高陽市は同日昼12時35分頃に緊急災害メッセージを送信し、火災現場近くの住民に安全に留意してほしいと要請した。 キム・ホヨン記者



京畿道高陽市の大韓送油管公社京仁支社のガソリンタンクから大きな火がのぼり、黒煙をともなった有毒ガスが恩平区と麻浦区などのソウル市内にまで広がった。

7日の消防当局によると、同日午前11時頃に大韓送油管公社京仁支社高揚貯油所のガソリンタンクで、油蒸気爆発と推定される火災が発生した。

消防当局は消防士など約300人と火災鎮圧装備111台を動員して鎮火作業に乗り出したが、鎮火に困難をきわめ、黒煙がソウル市内まで移動していった。ついにソウル市の恩平区庁と麻浦区庁は住民に緊急災害メッセージを送信し、外出自粛を要請した。これらの区は「徳陽区花田洞の火災で有害ガスが発生しているので、窓を閉めて外出を自制してほしい」とした。

火災当時、ガソリン446万リットルが保存されており、ガソリンを他のタンクに抜き取る作業が同時に進められ、鎮火の時間が遅れた。現在、全国の貯油所は高揚をはじめ、板橋・大田・天安など4カ所にあり、板橋の場合は1日に7000万リットルの出荷能力を備えている。

消火作業は8日未明まで続いた。キム・グォンウン高揚消防署長は「思ったよりも火気が強く、鎮火に時間がかかった」と述べた。高揚貯油所は14個の油類貯蔵タンクを含め、地下1個、屋外19個の計20個の貯蔵タンクがある。高揚貯油所は首都圏に石油製品を供給するための施設で、国内軽質油の消費量換算で6日ぶんの使用分が保存されたことが分かった。

火災の規模は大きかったが、従業員が働いている事務所棟と貯油所の間に距離があり、人命被害はなかった。住民が居住する住宅街も、1キロメートル以上離れている。大韓送油管公社のチェ・ヂュンソン社長は京仁支社の事務所で、「火災で国民の皆様にご心配をおかけして誠に申しわけない」とした。
  • 毎日経済_高揚=チ・ホング記者
  • 入力 2018-10-08 00:56:26




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