トップ > コリアナウ > スポーツ > 申智愛「ショット短く、米放棄？ゴルフを楽しむため日本を選択」
11日遅い午後、ソウル市駅三洞（ヨクサムドン）に位置するスポーツワールドカフェで会った「ゴルフの至尊」申智愛（シン・ヂエ、26）は、どの時よりも顔が明るかった。申智愛は14日に開かれる韓国女子プロゴルフ（KLPGA）ツアー「Nefsマスターピース」に参加するために、この日の午前に金浦空港を通って帰国した。軽く上気した表情の申智愛は、「3年ぶりに韓国大会に出場してファンたちに会うことを考えると、ときめいて気分がとても良い」とし、「以前のように、ゴルフを楽しむ姿をお見せしたい」という言葉でインタビューを始めた。
申智愛は今季から米女子プロゴルフ（LPGA）ツアーを放棄し、日本女子プロゴルフ（JLPGA）ツアーに専念している。結果は満足している。先週の「meiji カップ」優勝など、すでに2勝を上げた。シーズン賞金も5000万円を突破し、賞金ランキング5位に上がった。申智愛は「日本に来て、またゴルフが楽しくなった」とし、「この頃、たいへん満足している」と語る。
申智愛は、「多くの人が、私のショットの飛距離が短くて限界を感じて日本に移ったというけれど、ショットの距離は絶対的な理由じゃない」とし、「私はウッドとハイブリッドを使いこなすので、むしろ長いコースでより良い成績を出した」と強調した。
申智愛が語った「アメリカツアー」を放棄した決定的な理由は、ツアー日程に引きずられる生活にうんざりし、怪我のために「中位圏選手」にとどまる恐怖からだ。申智愛は、「ゴルフで優勝は習慣。子供の頃からLPGAツアーまでいつも上位にいたが、ある瞬間から怪我をして中位圏にとどまった。これからも中位圏に留まるのが習慣になるかと怖かった」と打ち明けた。続けて、「米国では長い移動距離とタイトなスケジュールに引き回された。しかしある日‘私は何をやっているんだ’という気がした。生活の主体が私ではなくゴルフだったし、ゴルフに引きずられるのが嫌だった」と打ち明けた。
申智愛は日本に舞台を移して自分のために投資できる時間が多くなり、ファンとコミュニケーションしやすくなり、家族との距離も近くなって本当に良いという。特に韓国・米国・日本のゴルフツアーの違いも感じられて面白いと言う。「米国ではプレーヤー・セミナーを開くとツアーのスケジュールとルールを話す。韓国も似ている」という申智愛は、「ところで日本は違う。協会から選手たちにテーブルマナーと交通法規・社会法規に、女性のための性教育までしてくれる」と恥ずかしそうに笑った。申智愛はこのような日本の魅力にさらに引き付けられたと言う。「プレーヤー」だけを強調している他のツアーとは異なり、日本ではゴルフ選手たちが「社会人」として生きて行かなければならないことを重点的に教えてくれるからだ。申智愛はゴルフ選手ではない自分自身を、さらに発展させたいと重ねて強調した。 「これまで私はゴルフ場の中でどれだけ偉そうにしていたのか振り返ってみた。社会から見ればゴルフという部分は本当に小さいのに、たっぷり反省した」と説明した。
インタビューで最も慎重な質問を投げた。まさに「スポンサー」だ。申智愛は、「最初はただの帽子をかぶって出るのはちょっと…と思ったが、そんな思いは1ゲームで十分だった。メインスポンサーはないが、私を応援しているサブスポンサーとファンがいることを知ったから」だと、胸の内を打ち明けた。続けて申智愛は、「逆に考えると、帽子の前に何もないということは、いつでも準備できているということ」と言い、ふてぶてしい笑いを見せた。
申智愛は最後に、「記録よりも人が後に‘申智愛はすごい選手でいい人だったね’と記憶される人になりたい」と、期待してほしいと語った。
■ She is...
△1988年4月生まれ △156㎝ △霊光・ホンノン中学、咸平ゴルフ高等学校、延世大学体育科卒業 △2005年、KLPGA入会 △2006~2008年、KLPGA3年 大賞・賞金王 △2007年、KLPGAツアー9勝（シーズン最多勝記録）△2008年、LPGAツアー会員3勝 △2009年、LPGA新人王・賞金王 △2010年、KLPGA名誉の殿堂献額 △通算KLPGAツアー21勝・LPGAツアー11勝・JLPGAツアー7勝・アジアンツアー1勝を記録中
申智愛「ショット短く、米放棄？ゴルフを楽しむため日本を選択」
3年ぶり国内大会出場の申智愛にインタビュー／自分に投資する時間が多くて移動距離が短く、最近しあわせ
インタビュー中に明るく笑う申智愛
申智愛は今季から米女子プロゴルフ（LPGA）ツアーを放棄し、日本女子プロゴルフ（JLPGA）ツアーに専念している。結果は満足している。先週の「meiji カップ」優勝など、すでに2勝を上げた。シーズン賞金も5000万円を突破し、賞金ランキング5位に上がった。申智愛は「日本に来て、またゴルフが楽しくなった」とし、「この頃、たいへん満足している」と語る。
申智愛は、「多くの人が、私のショットの飛距離が短くて限界を感じて日本に移ったというけれど、ショットの距離は絶対的な理由じゃない」とし、「私はウッドとハイブリッドを使いこなすので、むしろ長いコースでより良い成績を出した」と強調した。
申智愛が語った「アメリカツアー」を放棄した決定的な理由は、ツアー日程に引きずられる生活にうんざりし、怪我のために「中位圏選手」にとどまる恐怖からだ。申智愛は、「ゴルフで優勝は習慣。子供の頃からLPGAツアーまでいつも上位にいたが、ある瞬間から怪我をして中位圏にとどまった。これからも中位圏に留まるのが習慣になるかと怖かった」と打ち明けた。続けて、「米国では長い移動距離とタイトなスケジュールに引き回された。しかしある日‘私は何をやっているんだ’という気がした。生活の主体が私ではなくゴルフだったし、ゴルフに引きずられるのが嫌だった」と打ち明けた。
申智愛は日本に舞台を移して自分のために投資できる時間が多くなり、ファンとコミュニケーションしやすくなり、家族との距離も近くなって本当に良いという。特に韓国・米国・日本のゴルフツアーの違いも感じられて面白いと言う。「米国ではプレーヤー・セミナーを開くとツアーのスケジュールとルールを話す。韓国も似ている」という申智愛は、「ところで日本は違う。協会から選手たちにテーブルマナーと交通法規・社会法規に、女性のための性教育までしてくれる」と恥ずかしそうに笑った。申智愛はこのような日本の魅力にさらに引き付けられたと言う。「プレーヤー」だけを強調している他のツアーとは異なり、日本ではゴルフ選手たちが「社会人」として生きて行かなければならないことを重点的に教えてくれるからだ。申智愛はゴルフ選手ではない自分自身を、さらに発展させたいと重ねて強調した。 「これまで私はゴルフ場の中でどれだけ偉そうにしていたのか振り返ってみた。社会から見ればゴルフという部分は本当に小さいのに、たっぷり反省した」と説明した。
インタビューで最も慎重な質問を投げた。まさに「スポンサー」だ。申智愛は、「最初はただの帽子をかぶって出るのはちょっと…と思ったが、そんな思いは1ゲームで十分だった。メインスポンサーはないが、私を応援しているサブスポンサーとファンがいることを知ったから」だと、胸の内を打ち明けた。続けて申智愛は、「逆に考えると、帽子の前に何もないということは、いつでも準備できているということ」と言い、ふてぶてしい笑いを見せた。
申智愛は最後に、「記録よりも人が後に‘申智愛はすごい選手でいい人だったね’と記憶される人になりたい」と、期待してほしいと語った。
■ She is...
△1988年4月生まれ △156㎝ △霊光・ホンノン中学、咸平ゴルフ高等学校、延世大学体育科卒業 △2005年、KLPGA入会 △2006~2008年、KLPGA3年 大賞・賞金王 △2007年、KLPGAツアー9勝（シーズン最多勝記録）△2008年、LPGAツアー会員3勝 △2009年、LPGA新人王・賞金王 △2010年、KLPGA名誉の殿堂献額 △通算KLPGAツアー21勝・LPGAツアー11勝・JLPGAツアー7勝・アジアンツアー1勝を記録中
- 毎日経済_チョ・ヒョソン記者 | (C) mk.co.kr
- 入力 2014-08-12 17:09:22
