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「韓国薬物スキャンダル」ついに財閥3世までが

SKと現代家の三世、疑惑を確認 

最近、麻薬を使用した財閥3世が相次いで摘発されて社会的公憤を買っている中で、検察と警察が一部財界の子女のために手心を加えたのではないかという疑惑が再び提起された。クラブ・バーニングサンなどの遊行店と警察間の癒着関係に対する捜査が進められているが、「財閥見逃し論何」まで浮き彫りになって捜査機関に対する信頼がまな板に上がった。

京畿南部警察庁は3日、南陽乳業創業者のホン・ドゥウン名誉会長の孫娘のファン某氏(31)を麻薬投薬容疑で立件して調査していると明らかにした。警察は昨年10月から、ファン氏の麻薬投薬疑惑に対する調査に着手した。

しかし検察は警察が申請したファン氏に対する家宅捜索令状と逮捕令状を突き返したことで見逃し論難がおきている。先だってファン氏はまた別の麻薬事件に巻き込まれたが、疑惑無しの処分を受けた。ソウル鍾路警察署は2015年11月、麻薬類管理法違反の疑いを受けたファン氏に対する捜査に着手した。ファン氏は2015年9月、江南の某所で大学生のチョ某氏からヒロポン0.5gが含まれるビニール袋をわたした疑いを受けていた。ヒロポンを3回にわたってチョ氏の腕に注射した疑いも受けた。しかしその後、大学生のチョ氏は拘束されたのに対し、ファン氏は一度も召喚されることなく不起訴意見で検察に渡されたことが分かった。

これとともに、ファン氏と推定される人物が警察の高位職との親交を誇示する対話内容が公開された。この録音記録から、ファン氏と推定される人物は「中央地検の部長検事?私の叔父やお父さんは警察庁長官と知り合い。ケベプ(非常に親しい間柄)だ」とし、「私はいま南大門警察署で一番エラい人までが会いに来るところ」だと語った。実際にファン氏は2015年8月にあるブロガーから名誉毀損の疑いで告訴され、南大門警察署で調査を受けている。ただしこれに関連し、カン・シンミョン前警察庁長官は、「ファン氏が誰であるか知らないし、その父親とは一面識もない間柄」だと一蹴した。2015年当時の南大門署長も、そもそもファン氏に会ったことなどないと述べた。

一方で仁川警察庁は去る2月、ソウル市城北区で逮捕した麻薬供給者のA氏(27・拘束)と、前日に自ら出頭したまた別の麻供給者のB氏(30)を相手に調査を行い、SKグループのオーナーの三世であるチェ某氏(31)と、現代グループの故鄭周永名誉会長の孫のチョン某氏(28)に対する大麻所持などの疑いを確認した。チェ氏とチョン氏に対する疑惑はA氏に対する調査の過程で明らかになり、B氏はチェ氏に関連する疑惑を再確認したと伝えられた。この日、キム・ヨンホ共に民主党議員は麻薬などの薬物を用いた性暴力犯罪に対する処罰を強化する、別名「バーニングサン法」を代表発議した。
  • 毎日経済_チ・ホング記者/イ・ヒス記者/ユン・ヂウォン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2019-04-03 17:44:04




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