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コリアナウ > 社会 > 児童性犯罪、無期懲役まで可能だが1審執行猶予率35%
25日、韓国の大法院(最高裁)によると、今年上半期、1審基準で児童・青少年対象の性犯罪執行猶予率が35.5%で、昨年に比べて6.3%ポイント増加したことが分かった。
大法院の「量刑委員会」が昨年6月、13才未満対象の性犯罪の量刑基準を強姦の場合、最高15年まで上げた効果がないという分析だ。特に、障害者と13才未満の児童を強姦してケガをさせた時に最高で無期懲役まで宣告するように量刑基準を上げたが、これも効果がないという指摘だ。
1審基準で児童・青少年対象の性犯罪執行猶予率が35.5%に達すると、控訴審と上告審に上がる場合、執行猶予率は50%に迫るものとみられる。2012年1審基準で、児童・青少年対象の性犯罪執行猶予率は29.7%だったが、最終審の判決の結果、執行猶予率は42%に達した。
韓国の女性家族部の関係者は、「16才未満の児童・青少年対象の強姦罪の法定刑下限は5年で、変わりはない」とし、「5年型の半分である2年6ヶ月を宣告する事例が多いため、執行猶予率が落ちていない」と述べた。これにより、女性家族部は16才未満の児童・青少年対象強姦罪の法定刑下限を5年から7年に上げる方案を推進している。