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日「防衛白書」…独島での衝突時にスクランブル示唆
日「防衛白書」…独島での衝突時にスクランブル示唆
康京和(カン・ギョンファ)外交部長官が26日(現地時間)、米ニューヨークの国連本部で日本の茂木敏充外相と初めて会い、公式の外交部長官会談に先立って握手し、記念撮影をしている。写真提供=外交部
日本政府は今年までの15年連続で、独島(トクト)を自国の領土と主張する防衛白書を出した。日本政府は27日に閣議を開き、独島に対する無理な主張を盛り込んだ今年版の防衛白書である「日本の防衛」を採択した。毎年夏に防衛省が出す防衛白書は、安全保障環境の評価と対応戦略などを盛り込んだ報告書だ。日本は「北方領土と竹島(独島の日本表現)の領土問題が依然として未解決の状態で残っている」という表現を2005年以来、防衛白書に盛り込んでいる。
また今年の防衛白書では自国領空を保護するための航空自衛隊の緊急発進(スクランブル)を説明する過程で、7月に発生したロシア軍用機の独島領空侵犯などを事例に含んでいた。独島関連の衝突が発生したとき、航空自衛隊の緊急発進の可能性を初めて示唆したという評価も出ている。
政府はただちに反発した。外交部と国防部はこの日、駐韓日本大使館総括公使代理(政務公使)と武官をそれぞれ招致して、独島領有権の主張に抗議した。外交部はまた、代弁人論評を通じて「日本政府が防衛白書で独島に対する不当な領有権主張を繰り返したことについて強く抗議し、これを直ちに撤回することを促す」と述べた。
今年の防衛白書は悪化した両国関係が反映されたように、韓国を批判する内容が大幅に増加した。周辺国との防衛協力・交流に関する部分で、韓国を豪州やインド、アセアン10カ国に続いて4番目に紹介した。昨年は豪州に続いて2番目に韓国に対する説明が登場したこととは違いがある。防衛省の関係者は、「順序は重要度を示すものではない」と釈明したが、韓国に対する不満を表わしたものと解釈される。
内容でも露骨に不満を表わした。防衛白書では「幅広い分野での協力を進める必要がある」としながらも、「韓国側の否定的な対応で日韓の防衛協力交流に影響が発生している」と批判した。韓日軍事情報保護協定(GSOMIA・ジーソミア)と関連しては、「北朝鮮のミサイル発射に周辺情勢の厳しさが大きくなる状況にも拘わらず、韓国政府が(延長中断を)決定した」とし、「韓国側の賢明な対応を強く求めている声明を発表した」と主張した。昨年の防衛白書で両国間の協力が多様な分野で行われていると評価していたものとは雰囲気が大きく変わった。
一方、25日(現地時間)に行われた米・日首脳会談でドナルド・トランプ米大統領が安倍晋三首相に「最近、韓国が北朝鮮からの連絡もないようだ」とし、「信頼を得られていないのではないか」と言ったと日本のメディアが報道した。
毎日経済_東京=チョン・ウク特派員/ソウル=アン・ジョンフン記者 | (C) mk.co.kr
入力 2019-09-27 17:53:35
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