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「アジア版CES」…ソウル市が開催を誘致

経済誘発効果は数十兆ウォンに 

  • 「アジア版CES」…ソウル市が開催を誘致

  • ソウル市のパク・ウォンスン市長は8日(現地時間)、米ラスベガスで開催中の「CES 2929」で米国消費者技術協会(CTA)のゲーリー・シャピロ会長(左)と握手している。 写真提供=ソウル市



ソウル市は世界最大の情報技術(IT)・家電展示会の「CES(Consumer Electronics Show)」イベントの誘致を推進する。

「CES 2020」に参加するために米国ネバダ州ラスベガスを訪問中のパク・ウォンスン ソウル市長は8日(現地時間)、ゲーリー・シャピロ(Gary Shapiro)米国消費者技術協会(CTA)会長と会って「CESソウル」誘致の意思を伝え、肯定的な回答を得たことが伝えられた。これによって早ければ来年から、毎年初にラスベガスで開催されるCEの本行事とは別に、ソウルで「アジア版CES」が開かれるかに注目される。

パク市長は昨年、ソウルを訪問したカレン・チュプカ(Karen Chupka)CTA副会長と会って誘致作業に乗り出したことに続き、この日はシャピロ会長に会って「CESソウル」の誘致の必要性を説得したことが伝えられた。

この日、パク市長はシャピロ会長に「ソウルはマイス(MICE)の誘致で世界3位の都市であり、各種展示施設・ホテル・文化インフラが世界レベルに達しており、他の都市のモデルになるような最尖端のIT都市としてCES開催に適している」と強調した。パク市長は特に、CESが開催されるたびにグローバルIT産業の主要プレーヤーとして注目されるサムスン電子、現代自動車、SK、LG電子などが韓国企業であることから、CESをソウルで開催する場合に有利であることを浮き彫りにしたと伝えられた。 CESは毎年ラスベガスで本行事を開催し、ヨーロッパとアジアなどの地域版イベントを個別に開催している。春には中国の上海でCESアジアを、秋には蘭アムステルダムと仏パリなどで「CESアンベールド」を開催する。

ソウル市の関係者は、「シャピロ会長がすでにソウルを何度も訪問し、韓国IT産業の競争力とソウル市の誘致意志についてよく知っている」とし、「主催側はCESのソウル誘致をかなり肯定的に見ており、今年の初めのCTA理事会を経て決定が出そうだ」と観測した。

現地ではソウル市の革新成長委員会の委員長兼市政顧問の資格で同行したチン・デジェ元情報通信部長官がCESの誘致を手伝った。チン元長官はサムスン電子社長時代の2002年、アジア人では初めてCESの基調講演に乗り出したし、シャピロ会長とも格別の縁があることが分かった。

今年のCESは米国1933社と中国の1368社に続き、韓国から390あまりの企業が参加するなど、韓国が3番目に、多くの企業を送る国だ。アジア版CESがソウルで開かれる場合には、IT産業はもちろんマイス産業などの関連サービス産業まで、経済誘発効果は数十兆ウォンに達するものと予想される。
  • 毎日経済_ラスベガス=キム・ソンゴル記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2020-01-09 20:31:15




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