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航空旅行業界は壊滅的…中国路線乗客25%急減

ホテルもキャンセル続く 

  • 航空旅行業界は壊滅的…中国路線乗客25%急減
  • 31日、「新型コロナウイルス感染症」の確定者が訪問したことが知られているソウル市城北区のCGV誠信女子大入口店には休業を知らせる案内が掛けられた。 イ・スンファン記者



航空便とホテルの予約が次々とキャンセルされ、免税店も事実上は「開店休業」状態に陥るなど、「新型コロナウイルス感染症(武漢肺炎)」で旅行・観光産業全般が致命傷をこうむっている。「ノージャパン」に続き、再び大型の悪材料に包まれた業界は壊滅的な雰囲気だ。

国内航空各社は中国行きの飛行機の利用客が大幅に減少するやいなや、中国路線を相次いで減便したり中断している。このために航空業界では「これじゃ中国路線がぜんぶ閉鎖になるんじゃないか」という懸念まで出ている。

31日の国土交通部の航空情報ポータルによると、23~30日の一週間で国籍航空会社の仁川発中国行き35路線便の利用客の数は13万6791人と集計された。直前の一週間(1月16~23日)の同じ航空便利用客の数が18万6168人だった点と比較すると26.5%減少した。

特に同じ期間に中国発の航空便の利用客の数は、8万5754人から5万2709人へ38.5%も減少した。新型コロナウイルス感染症への懸念が急速に拡散し、中国路線の需要が急激に萎縮したわけだ。このことから、国内の航空各社は相次いで中国路線の運航中断に乗り出した。

この日、エアプサンは仁川~成都・深セン路線を、それぞれ2月7日と12日から運休することを決めた。運休期間は同月29日までだ。釜山~延吉路線は減便することにした。大韓航空も去る30日、仁川~?山・張家界・昆明・長沙などの7路線の運航を停止し、仁川~北京・青島などの路線は減便することにした。先だってアシアナ航空は3路線、済州航空は6路線、ティーウェイ航空は3路線、イースター航空は4路線をそれぞれ運休した。航空業界では今回の事態が長期化する場合は、このような運航中止の措置はしばらく続くだろうという分析が多い。

団体行事をキャンセルする企業・公共機関が増え、イベント会場を提供することにしたホテル業界も泣き顔だ。済州地域の一流ホテルによると、このホテルの2月の客室・宴会場のキャンセル率は30%に達している。このうち半分は全国の地方自治体と大学などのイベントのキャンセルだ。このホテルの関係者は、「済州地域は宿泊が航空券といっしょになっていることもあり、普段はキャンセルがほとんどない」とし、「新型コロナウイルスの恐怖で済州地域の宿泊施設の営業は直撃弾を受けている」と語った。
  • 毎日経済_キム・ギヂョン記者/ソン・グァンソプ記者/カン・インソン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2020-01-31 17:49:07




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